刺青をみるみる消していくレーザー照射手術
刺青の歴史は古く5000年ほど前から存在しているようですが、恐らくそれと同じくらい古くから刺青を消す方法もあったと思われます。針で皮膚を刺して墨を流していくため苦痛を伴い、根性試しとしての側面もある刺青ですが、消すときはどのような感じなのでしょうか。
※痛そうなのが苦手な人は注意してください。
詳細は以下
Expert Laser Tattoo Removal in Houston Texas
刺青を消すには従来だと皮膚の表面を削り取って顔料を吸い出したり、皮膚を移植するなど、入れるときと同じくらい忍耐が必要で、術後も傷が目立ちやすくなっていました。近年ではレーザーを刺青に当てることで顔料の色素分子を振動させ、破壊することで体から排出する方法がとられています。まったくダメージがないわけではありませんが、従来の方法に比べれば格段に負荷が低いそうです。
実際に刺青を消しているところを動画で見てみましょう。
YouTube - Laser Tattoo Removal
レーザーを当てていくと皮膚から色素が抜けていきます
血がにじんでくるのを拭き取りながら…
施術を続けていきます
色素はきれいに抜けました
色数の多い刺青の場合は色に合わせてレーザーの波長を変えながら施術していきます。一度で完全に色素を抜いてしまうのは難しいので4~5回施術する必要があるそうです。また外部から力がかかるわけですからどうしても傷が残ります。傷を少なくするにはレーザーの波長を短くして、顔料の色素により多くの振動を与えてやる必要があります。先日、理研と産総研が超短パルスレーザーを用いた次世代レーザー加工システムの心臓部を完成させたと発表しましたが、このシステムを応用すれば色素分子をより容易に破壊できるでしょう。
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