普及速度は圧倒的、ついに初めてBlu-rayレコーダーの販売台数がDVDレコーダーを上回る
今年の3月に次世代DVDの座をBlu-rayが勝ち取りましたが、ついにBlu-rayレコーダーの販売台数が初めてDVDレコーダーの販売台数を上回ったそうです。
そして普及速度についてはVHSからDVDレコーダーへ移行した速度を大幅に上回るものになっているとのこと。
詳細は以下の通り。
(PDFファイル)Blu-rayレコーダー販売動向DVDレコーダーにおける数量構成比が初めて50%を突破
家電量販店店頭における販売動向を調査しているジーエフケーマーケティングサービスジャパンの発表によると、DVDやBlu-rayなどの光ディスクを用いたレコーダーのうち、Blu-rayレコーダーの数量構成比が11月第1週で初めて50%を突破したそうです。
これは2008年9月から11月にかけて、パナソニック、ソニー、シャープが機能を向上させた新モデルを投入したことや、シングルチューナー搭載で平均価格が8万円台となるモデルが登場したことがBlu-rayレコーダーの需要を押し上げたからであるとしています。
ちなみにBlu-rayレコーダーの平均価格は徐々に下がっており、今後も値ごろ感が強まると予想されていることから、年末商戦における家電量販店の目玉商品の1つになると思われるとしています。
なお、Blu-rayレコーダーの普及スピードですが、普及の兆しがあると考えられる数量構成比10%から、数量構成比50%に到達するまでの期間で考えると、ビデオデッキからDVDレコーダーに移行した時の約1.5倍にあたり、ビデオデッキからの買い替えも少なくないとのことです。
これが普及スピードのグラフ。VHSからDVDレコーダーへの移行には82週かかっていますが、Blu-rayレコーダーへの移行にかかった期間は53週となっており、およそ1.5倍のスピードで普及しています。
Blu-rayレコーダーが急速に普及していることが明らかになりましたが、これで「ハイビジョンテレビが普及し始めているにもかかわらず、映像ソフトがDVDのみでしか発売されない」といった事態が少しは改善されるようになるのでしょうか。非常に気になるところです。
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