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ついにXbox360の故障率の高さでマイクロソフトが集団訴訟を提起される


以前GIGAZINEでXbox360の故障率の高さの背景が明らかにされたことをお伝えしましたが、これを受けてユーザーがマイクロソフトを相手取って集団訴訟を提起したそうです。

開発を終えた後に仕様を変更したことによる冷却機構の不具合や、委託生産した100台のうち68台しか機能しなかったことなどを受けて、Xbox360が発売される3ヶ月前の時点でマイクロソフトの技術者がXbox360本体の信頼性について問題提起していたそうですが、それを押し切って販売した結果、ついに訴訟にまで至ってしまった模様。


※14:10に追記しました

詳細は以下の通り。
DailyGamesNews.com: Microsoft Hit With California Class Action Lawsuit For Xbox 360 Failures

この記事によると、アメリカのカリフォルニア州サクラメントで、マイクロソフトが集団訴訟を提起されたそうです。

これはカリフォルニア州の消費者保護法に基づいたもので、原告は過大な数のXbox360が「レッドリング・オブ・デス」で故障したと主張しており、マイクロソフトがソニーのPS3や任天堂のWiiに先行するために過度の故障率を隠して販売したと主張しています。

また、最近になって多くの有名サイトで取り上げられたXbox360の高い故障率の背景が明らかにされた記事を引用した上で、マイクロソフトは発売前からXbox360に欠陥があったことを知っていたと主張しているそうです。

そして原告はマイクロソフトがカリフォルニアで公に回収プログラムを発表・実行した上で、マイクロソフトがXbox360を販売することによって得た利益すべてを吐き出すことを求めています。

すでにマイクロソフトはこれまで出荷したXbox360を無償修理する費用として、家電業界としては異例の額となる11.5億ドル(1244億円)におよぶ損失を発生させていますが、この裁判の行方次第では、さらに膨大な支出を迫られるということなのでしょうか。現在発売されている冷却機構が改善されたXbox360の故障率についても気になるところです。

・14:10追記
マイクロソフトは「レッドリング・オブ・デス」が発生した場合に限定して3年間の無償修理を実施する保証プログラムを導入していますが、この裁判で原告が求めている「公に回収プログラムを発表・実行」というのは「レッドリング・オブ・デス」が発生して壊れた場合の無償修理ではなく、全面的なリコールということなのでしょうか。

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in メモ,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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