マンナンライフ、こんにゃく入りゼリー「蒟蒻畑」の製造中止を決定、製造再開は未定
10月8日付の毎日新聞の報道によると、9月20日にこんにゃく入りゼリーを食べた男児がのどにゼリーを詰まらせて死亡した事故を受け、こんにゃく入りゼリー「蒟蒻畑(こんにゃくばたけ)」の製造メーカー・マンナンライフが蒟蒻畑の製造中止を決定したそうです。
製造再開のめどは立っていません。
詳細は以下から。
こんにゃくゼリー:マンナンライフが製造中止 - 毎日jp(毎日新聞)
毎日新聞によると、マンナンライフは「蒟蒻畑」8種類、「蒟蒻畑ライト」6種類、「蒟蒻畑 コンビニ専用商品」3種類の製造中止を卸売会社に通知したそうです。これにより、「蒟蒻畑」は8日の出荷分を最後に販売が終了されることになり、製造再開の時期については未定だそうです。製造中止の理由について、マンナンライフ社の品質保証室では「警告マークを大きくするなど行政に要請された改善策に応じられないため」と説明しているとのこと。
事故は、1歳9ヶ月の男児が凍らせた「蒟蒻畑」を食べたところ、のどに詰まらせて病院に搬送されたものの2ヶ月後に死亡したというもの。 10月3日付のMSN産経ニュースによれば、10月3日に農林水産省が全国菓子工業組合連合会、全国こんにゃく協同組合連合会などから受けた報告は「こんにゃく入りゼリーは販売を継続、商品回収は行わない」というもので、農水省では強制権限を持たないために業界の自主規制に任せる方向になっていたそうです。
マンナンライフは9月30日にお詫びと再発防止の文章を発表しましたが、10月7日の共同通信報道では業界団体の取り決めを破ってこの事故を団体に報告していなかったとのことで、安全対策の面で対応に疑問が出た矢先の製造中止決定となりました。
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