Googleの「Android」を採用した安価な携帯電話「G1」が世界で初めて登場、YouTubeなどのあらゆるサービスを利用可能に
以前GIGAZINEで9月中にGoogleの「Android」を採用した携帯電話が発表されるかもしれないことをお伝えしましたが、ついに本日正式に世界初の「Android」搭載携帯電話「G1」が発表されました。
高機能端末であるにもかかわらず安価となっており、動画共有サイト「YouTube」の視聴やGoogleマップ ストリートビューといったGoogleの各種サービスに対応しているほか、iPhone 3Gのように音楽をダウンロードできるサービスも利用可能となっています。
詳細は以下の通り。
T-Mobile Unveils the T-Mobile G1 - the First Phone Powered by Android
このリリースによると、ドイツの通信会社「ドイツテレコム」の携帯電話部門「T-Mobile」が、Googleの携帯電話OS「Android」を採用したHTC製携帯電話「G1」を世界で初めて発売するそうです。
「G1」はアメリカで10月22日に発売されるのを皮切りに、11月にイギリスで発売され、2009年の第1四半期にはドイツなどを含めたヨーロッパ中で利用可能になるとのこと。気になる価格はアメリカの場合、2年の音声・データ通信契約で179ドル(約1万9000円)。
そしてスペックはフルキーボードとタッチスクリーン、片手で利用しやすくなるトラックボール、300万画素カメラ、無線LANなどを搭載したものとなっており、通信方式はW-CDMAとEDGEに対応。
さらにWEBブラウジング中にワンクリックで文脈から関連情報を検索できる上に、YouTubeの視聴や内蔵された電子コンパスと連携したGoogleマップ ストリートビューの利用、POP3やIMAPに対応したメールソフトで「Gmail」をカレンダーなどと連携して利用できるほか、世界中のユーザーが開発した「Android」携帯電話向けアプリケーションを「Android Market」で購入することや、「Amazon.com」でDRMフリーの音楽ファイルを購入することも可能とのこと。
これが「G1」です。
フルキーボードを搭載。
閉じたところ。下部の真ん中にあるスイッチが片手で操作する際に便利なトラックボールです。
そのほかの画像は以下の記事を参照のこと。
T-Mobile G1 first hands-on (updated) - Engadget
HTC製のW-CDMA対応端末となっている「G1」ですが、日本でも同じ通信方式を採用しており、HTC端末の販売実績があるNTTドコモやソフトバンクモバイルなどから発売される可能性はあるのでしょうか。非常に気になるところです。
・関連記事
KDDI、ついにau向けスマートフォン「E30HT」を正式発表 - GIGAZINE
iPhone 3Gの販売台数は実質「敗戦」状態か - GIGAZINE
NTTドコモの「907i」シリーズに代わる新たなFOMA端末の詳細が判明 - GIGAZINE
今すぐ契約したくなるような理想の携帯電話会社を考えてみた - GIGAZINE
・関連コンテンツ