2008年09月19日 13時53分取材

「EeePC」のASUS、安価なノートパソコン「N10」を日本でも発売へ

以前GIGAZINEで低価格ノートパソコン「EeePC」が一大ブームを巻き起こしたASUSが、大容量の記録媒体やハイビジョン動画の再生支援や3D表示をサポートするグラフィックチップなどを搭載した安価なノートパソコン「N10」を海外で発売するつもりであることをお伝えしましたが、ついに2008年9月19日(金)、、日本での発売が発表されました。

会場に到着

本日発表されるのはN10で間違いないようです

スムーズな動画再生を可能にするGPUを搭載

キーボードは打ちやすいフルサイズ

指紋センサーが搭載されており、セキュリティ面も安心

8秒で起動してブラウジングやメールの送受信などを可能にする「ExpressGate」対応モデルです。

・2008/09/19 14:01
正面

背景

スイッチ周りはEeePC901に似ています

タッチパッドは指紋センサー付き

・2008/09/19 14:08
主なスペックは以下のような感じです。

OS：Windows Vista Home Premium SP1
CPU：Intel Atom プロセッサ N270（1.6GHz）
メモリ：2GB
HDD：160GB
GPU：NVIDIA GeForce 9300M GS 256MB（最大1024MB）
LAN：1000BASE-T
無線LAN：IEEE802.11b、g、n(Draft2.0)

D-Sub×1、HDMI×1、130万画素WEBカメラ、マルチカードリーダー、ExpressCardスロット、USBポート×3、マイク、ライン入力、ヘッドホン（S/P DIF対応）を搭載。

充電時間は2.4時間で駆動時間は約7時間、本体重量は1.5kgで2年間保証。1年間のバッテリー保証も。予想販売価格は9万9800円。

2008/09/19 14:11
今回のウリは「10万円を切る」「HDMI出力搭載など、インターフェースが多彩」「長時間駆動」「動画再生に強い」等々、だそうです。

2008/09/19 14:24
ASUSTeK ComputerのAPAC_MEAセールスグループ日本担当ゼネラル・マネージャーケビン・ドゥ氏からのあいさつが行われました。

ASUSの歴史。2008年1月に初代EeePCを発売。

EeePC発売以来、ASUSに対してさまざまな問い合わせが来ており、ASUSブランドが日本市場でも浸透してきているとのこと。

WEBカメラを使った顔認証など、個性的なソフトウェアもASUSの強み。

自社で一貫して生産しているため、クオリティの維持や環境保護にも貢献しています。

2008/09/19 14:27
バッテリー駆動時間を延ばす、独自の省電力技術も強み。

竹でできたノートパソコンなども開発しており、業界の先駆者を目指していくと語りました。また、HDMI搭載の強みは、大型液晶テレビに接続してハイビジョン映像を楽しむことが可能になる点などが挙げられる、としています。

2008/09/19 14:33
これが「N10」です。

2008/09/19 14:47
・GPU搭載でハイビジョン映像などを楽しむことが可能。また、スイッチのオン・オフでGPUの切り替え可能。ちなみにAtom搭載ノートPCでGPUを搭載したモデルはこれが初めてらしい。

・防滴、ホコリ対策も万全
・指紋認証だけでなく、ドキュメントの128bit暗号化も可能。
・ステレオスピーカーにアメリカのスピーカーメーカー「Altec Lansing Technologies」社製ネオジウムスピーカーを採用。さらにXdB低音域拡張技術を採用しており、パワフルな低音再生を実現。

・ExpressCardスロットのダミーカードにSDカードなどを収納可能。これはうれしいかも。

2008/09/19 14:56
質疑応答開始。

・毎日コミュニケーションズ
Q：GPUをオンにした場合の駆動時間はどうなっているのでしょうか？
A：オンにした場合、駆動時間は最大で4時間となっています。また、起動中にGPUを切り替えた場合は再起動します。

2008/09/19 14:57
ちなみに「Eeeファミリー」という構想があり、今後「EeePC」「EeeBox」に続く新製品が登場する予定だそうです。

2008/09/19 15:18