猛暑でも安心、内部に取り付けてノートパソコンを冷却できる超小型冷蔵庫

ファンの風でパソコンを冷却する「空冷」や液体を使ってパソコンを冷やす「水冷」など、パソコン本体を冷却するためにさまざまな試みが用いられてきましたが、ノートパソコン内部に取り付けて冷却できる超小型冷蔵庫が開発されているそうです。

効率的に冷却できることに加えて、冷蔵庫本体がノートパソコンに内蔵できるほど小型であるため、従来の「大型冷蔵庫にパソコン本体を入れて冷却」といった無茶な方法を利用する必要が無いのが助かります。

詳細は以下の通り。
Tiny refrigerator taking shape to cool future computers

この記事によると、アメリカのインディアナ州にあるPurdue大学の研究者が、ノートパソコン内部に取り付け可能な超小型冷蔵庫を開発しているそうです。これはヒートシンクとファンを組み合わせた従来の冷却システムとは異なり、劇的にパソコン本体を冷却できるであろうとSusie E. Goodson教授らは述べています。

これが開発風景。

ちなみにコンプレッサーなどの小型化などが超小型冷蔵庫を開発する鍵となっていますが、すでに硬貨サイズのコンプレッサーを設計するための計算モデルが実験により有効であるという結果が出たため、プロトタイプの作成は可能とのこと。

なお、コスト面からも商用化にはまだ時間がかかるようですが、この技術は将来的に登場するとされている現在発売されているものと比較して10倍の熱を出すコンピュータチップを冷却するために必要とされるとしています。