ペリカンと激突して機首が大破したF-111攻撃機
鳥が車や航空機、ビルなどと激突する事故はバードストライクと呼ばれそれほど珍しいものではなく、以前にGIGAZINEでもポルシェと鳥が衝突した事故を紹介しましたが、つい先日はF-111攻撃機が被害に遭いました。衝突してきた鳥はペリカンだったそうです。
詳細は以下から。
F-111 almost downed - by a pelican | NEWS.com.au
F-111攻撃機はアメリカ空軍が計画し、1968年に運用が開始された世界初の実用可変翼機。ベトナム戦争から実戦に投入され、湾岸戦争まで活躍しましたが、現在運用しているのはオーストラリア空軍のみとなっています。今回の事故は高度3000フィート(約900m)での爆撃訓練中に発生しました。
写真の通り、ペリカンは機首側面に激突してエンジンに吸い込まれました。機首には生々しい事故の痕跡が残っています。
損害額は数十万ドルにのぼる見込み。F-111は2010年にはF/A-18E/F スーパーホーネットと交代で退役することになっていたそうです…。
今回の事故について、ニール・ハート空軍准将は「高度3000フィートでバードストライクに遭うのは珍しい」とコメントしています。
ちなみに、F-111の機首は通常ならばこんな感じ。
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