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大量のペットボトルを使って浮かんでいる自家製の島「Spiral Island」


南の島を買い取ってゆっくり暮らす…などというのはお金持ちの夢なのかもしれませんが、自分で島を作ってしまおうと考える人はあまりいないのではないでしょうか。環境保護主義者でアーティスト・ミュージシャンのRichie Sowaはその少数派だったらしく、ペットボトルを大量に使用して浮かぶ島を自分で制作してしまいました。

詳細は以下の通り。
Man (Re)Builds Mexican Island Paradise on 250,000 Recycled Floating Bottles >> ecoble

Richie Sowaが島を作ったのは最近のことではなく、1998年のこと。25万本のペットボトルを使って浮島を作り、そこに二階建ての家や太陽光オーブン、コンポスト・トイレ(水を使わずに排泄物を微生物の働きで分解するトイレ)などを設置したそうです。

見張り台のような二階建て建築。


ボトルを持って話をしているのがRichie。


「Spiral Island」は使用済みペットボトルをいくつもの袋にまとめ、その上に竹と合板で組んだ足場を乗せて浮かんでいます。端には簡単な動力もついていて、島ではなく船に分類されるため、メキシコ国内をあちらこちらと移動することができます。Richieの夢はより大きな島を作って世界を旅することらしい。

ただ、残念なことにSpiral Islandは2005年のハリケーン・エミリーで破壊されてしまったそうです。しかしRichieは諦めることなくまた新しい島をつくっているとのこと。今度のものは、もっと厳しい気象条件にも耐えうるものになるそうです。

2005年6月に島を訪れた様子。このあと破壊されてしまった。


作り始めたばかりの新しい島。


「Ripley's Believe It or Not」という番組による紹介。
YouTube - Spiral Island


公式のSNSは以下。

Richie Sowa's Spiral Island

Wikipedia英語版に項目がある。

Spiral Island - Wikipedia, the free encyclopedia

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in メモ,   動画, Posted by logc_nt

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