生き物

ぬいぐるみの「ママフクロウ」に寄り添うフクロウのヒナたち


母親とはぐれたらしいフクロウのヒナたちがぬいぐるみを親だと思って寄り添っています。これはイギリスでの出来事で、現在は専門家たちの手厚い看護を受けているのですが、もし発見が遅かったらヒナたちは死ぬかも知れないというような危険な状態だったそうです。

詳細は以下から。
Orphaned owls find new cuddly-toy mum | the Daily Mail

これはモリフクロウのヒナで、それぞれ生後4週間から8週間ほど。4羽のヒナのうち、オスカーとオリビアは犬の散歩をしていた人に発見されました。数匹の猫がえらくけば立ったボールで遊んでいると思ったら、フクロウのヒナだったということで、もし見つけるのがあと少し遅かったら猫にボロボロにされていたかもしれないそうです。生後6週間のトーマスは、交通量の多い道路の端っこにいたところを見つけられて動物センターに届けられました。生後8週間のタムシンは、森の中を抜ける自動車専用道に沿ったあたりでサイクリストに見つけられました。


4羽はニューフォレストにあるThe New Forest Otter, Owl and Wildlife Parkで保護されています。マネージャーのジョン・クルックス氏によれば、ヒナたちはもとはハンプシャーの田園地帯あたりにいたが、飛べるようになる前に母親とはぐれてしまったのだろう、とのこと。また、巣でかえったヒナの中で若かったから巣から追い出された可能性も示唆しています。

ヒナたちはフクロウの巣を再現した病院で数週間を過ごし、大人の羽がしっかりしてきたら鳥類飼育場に移って飛び方を学んだり、筋肉をつけたりすることになるそうです。今は「ママフクロウ」と名付けられたぬいぐるみに寄り添ったりしているようです。

クルックス氏はモリフクロウについて多くの誤った情報が広まっていることを指摘しています。フクロウは見た目の印象などから賢そうに見えるのですが、実際はそんなことはなく、ヒナは好奇心が強いので、まだ飛べないのに巣から離れることがあるそうです。爪があるので再び木に登ることはできるのですが、落ちて二度と見つからないケースもよくあるとか。

最後に「人間が育てるよりは、巣で父親と母親に育てられた方がいい。でも、我々は彼らがきちんと野生での生活を始められるようにベストを尽くす。」と締めています。

ちなみに、このフクロウを保護したThe New Forest Otter, Owl and Wildlife Parkでは、8月にはハリネズミの赤ちゃんを保護しています。その時はハリネズミは掃除ブラシを母親だと思い込んでいたみたい。

Orphaned hedgehogs adopt cleaning brush as their mother | the Daily Mail


訳された記事が以下にあります。

掃除ブラシをママだと思ってるハリネズミちゃん達

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in 生き物, Posted by logc_nt

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