レビュー

dynabook SS RX1/T9Aのフラッシュメモリドライブ起動速度比較ムービー


今回のdynabook SS RX1には、フラッシュメモリドライブを64GB搭載した「T9A」というモデルと、通常のハードディスクを80GB搭載した「T7A」という2種類のモデルがあります。それ以外の仕様がほとんど同じなので、フラッシュメモリドライブの真の実力がわかるに違いない!ということで同時に起動してみました。

ほかにも、それだけだと面白くないので表面温度なども計測して比較してみました。

というわけで、フラッシュメモリドライブの威力が非常によくわかるムービーの再生は以下から。
これが同時起動の様子。画面が見えにくかったので、暗所で撮影しています。起動時にガチャガチャうなっているのはDVDスーパーマルチドライブです。


起動時間の差は10秒ほどに見えますが、スタートアップに入っている各種アプリケーションがすべて起動し終えるまで見ていると、さらに差が開いていく感じがしました。どうやら想像以上に差が出てくるようです。


もうちょっと正確に測定するため、再起動しまくって起動時間を計測するフリーソフト「PassMark Rebooter」で計測すると以下のようになりました。

フラッシュメモリドライブ搭載の「T9A」:約1分41秒


通常のハードディスクドライブ搭載の「T7A」:約2分2秒


どうやら平均して22秒ほどの差が出てくるようです。

また、大容量のバッテリパック5800を装着した場合の数値を比較すると以下のようになるそうです。

フラッシュメモリドライブ搭載の「T9A」:約12.5時間
通常のハードディスクドライブ搭載の「T7A」:約11時間

1時間半ほど長持ちしていますね。重さも違ってきます。

フラッシュメモリドライブ搭載の「T9A」:約968グラム
通常のハードディスクドライブ搭載の「T7A」:約1090グラム

約122グラムほどですが、フラッシュメモリドライブの方が軽くなるようです。

また、ハードディスクドライブと違ってフラッシュメモリドライブはモーターやヘッドなどの駆動部品がないので静音動作が可能という特徴があります。今回のモデルはいずれも冷却用のファンが回転するため、静音という点では体感的な差はありませんでした。

フラッシュメモリドライブのもう一つの特徴として、放熱が少ないというのがありますが、実際にはどんな感じなのか、起動してから5分後に計測してみました。測定個所は実際に手が触れる可能性が非常に高いマウスパッドの左側です。

室内温度は27度ちょい。


フラッシュメモリドライブ搭載の「T9A」:33.4度


通常のハードディスクドライブ搭載の「T7A」:36.4度


どうやら3度ほど差が出てくるようです。いろいろと細かいところで少しずつ良くなる感じですが、体感温度で約3度の差は大きいですね。通常のハードディスクドライブ搭載の「T7A」は手のひらなどがちょっと暑さを感じますが、フラッシュメモリドライブ搭載の「T9A」はそれに比べるとそれほど熱を感じないので、長時間使用していると快適度に差が出てきます。これは結構大きい差でした。

次回はベンチマークの結果を掲載。フラッシュメモリドライブ搭載の「T9A」の実力やいかに?

・つづき
dynabook SS RX1/T9AとT7Aをベンチマークで比較

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse

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