「ポテトチップス ピザリッチ」をじゃがいもで再現
関東限定で去年の10月に販売されたピザリッチが、大阪のコンビニで新商品として出ていたのでとりあえず食べてみました。チーズとサラミの味が強くピザっぽくなってはいるのですが他にもいろいろな味が混ざって複雑な味になっています。
チーズとサラミがあればピザっぽい味になるのかな、ということで自分たちでピザ味のチップスをつくるべく挑戦してみました。
詳細は以下から。
ピザリッチの袋。
マジックカットで簡単に開けられるようになっています。
中身はこんな感じ。
今までのピザ味のチップスと違って豪華な味わいでした。果たしてこれが再現できるのか。
まず材料を揃えます。今回用意したのはサラダ油・メークイン・塩・パセリ・ピザソース・ガーリックパウダー・チーズパウダー・スティックジャーキー。
まずはイモを薄切りに。100円均一ショップで売っていたので、思わず買ってしまって以来使っていなかったスライサーを使用。
100円ですが、バッチリ使えました。
薄切りにするとイモ3個がこの量に。味を気にしなければ、ポテトチップスを売るのはいい商売ですね。
スティックジャーキーも切り刻みます。
180度ぐらいに熱した油にイモを投入。
適当に引き上げて、キッチンペーパーの上に。市販のチップスのように薄くないため、白い部分が多く残っている状態だとまだ少しフニャフニャでした。
パリパリになるようにちょっと長めに揚げてみるとこんな感じ。イモの旨みがしっかり感じられて、何もかけずに全部食べてしまいと思うほどおいしいです。
そこに塩を振って。
チーズを振って。
サラミとパセリを振りまき。
ピザソースをかけて完成。ソースをかけるまではとてもおいしそうだったのですが、急に食欲をなくす見た目に変貌してしまいました。
3個のメークインがこの有様。
恐る恐る食べてみたところ、ピザリッチとはまったく違う味に。ピザソースをかけすぎたせいかトマトの味に支配されてしまって、イモやチーズはほぼ感じられない生々しい味になってしまいました。揚げたてのチップスがおいしかっただけに、ものすごくやるせない気分。
なんとか完食。
あまりにもひどい味だったので納得できるチップスを作り出すために、とりあえずピザリッチの袋を調べてみました。原材料名の並び順は使用量の多い順に記載されているので、これでかける材料の量を調節すれば味も近づけるはず。
じゃがいも、植物油、に次いで最も多いのはチーズパウダー。先ほど味の破綻の原因になったトマトは結構少なめになっています。
というわけで、じゃがいもをメークインからたまたま余っていた男爵いもに変更して、ピザソースを少なくし、チーズをガンガン振りかけたものを作成。
結果ピザリッチの味というわけではありませんが、ピザっぽい味にグッと近づきました。おいしくできたので、さっきとは違ってどんどん手が伸びていきます。
ちなみに今回は2種類のチーズパウダーを別々のチップスにかけて比べてみたのですが、パルメザンではなくプロセスチーズの方がピザ風の味になりました。
ピザソースも今回使った2種類はかなり味の傾向が違いました。1つはカゴメの「完熟トマトのピザソース」、もうひとつが雪印の「具だくさんピザソース」。カゴメの方はピザソースというよりもトマトソースに近くかなりフレッシュな味であっさりした仕上がりになります。雪印の方はいろんな材料が入っていてこれをかければピザになるというような味で、ピザリッチの味にはこちらの方が近いです。
長々と作ってみた結果、もっともおいしかったのは揚げたての何も加えないチップス。なんだか、いつもこんなことをしているのであろう食品開発者への畏敬の念でいっぱいになれる挑戦でした。
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