Yahoo！とGoogle、ともに売上増

Yahoo！は2006年度中間期決算および第2四半期決算、Googleは第3四半期決算で、それぞれ大幅な売上増を計上しました。

詳細は以下の通り。
まずはYahoo！から見てみましょう。

2006年度第2四半期および中間決算説明会のプレゼンテーション資料

中間期の売上高は前年同期比25.6％増の1005億円となり、中でも広告事業は425億円増で前年同期比43.0％増と大幅な増加を見せている。

広告事業では企業が支出を抑える中、ブランディング広告で新規の大口受注があったため大きく増加したとのこと。ビジネスサービス事業では「Yahoo！オークション」「Yahoo！ショッピング」でストア数が増えたためテナント料・手数料収入が増加した模様です。そしてパーソナルサービス事業では「Yahoo！オークション」の落札システム手数料を3％から5％に引き上げたこと、Yahoo！オークションの参加資格をYahoo！プレミアム会員以外に一部開放したにもかかわらず解約数は少なかったことなどがあっての売上高増につながったようです。

一方Googleは以下のような感じ。

Google Giddy With Growth

第3四半期の売上は前年同期比70％増の26億9000万ドル(3200億円弱)まで増加したとのこと。

これはテキスト広告配信に関するeBayとの複数年契約や財務管理ソフトウェアメーカーIntuitとの戦略提携、Fox Interactive Mediaとの検索サービスおよびキーワード連動広告に関する複数年独占契約によって、Googleにとって重要で新たな市場を明示したことが功を奏しているとGoogleのCEOは説明しているようです。

また、Googleは利用者も大きく伸びています。

ネットレイティングス株式会社-プレスリリース

利用者は昨年と比べて500万人あまり増えて1738万人になり、ページビューの成長率は68％とのこと。前月からの増加はGoogleツールバーのアップデートやカスタマイズ関連、前年からの増加はキーワード検索以外のサービスの利用者増によるものだそうです。