世界初HD DVD-ROMドライブ搭載ノートPC「Qosmio G30/697HS」
以前に発表されていたものですが、仕様の詳細などが固まったようです。なかなか凄まじいスペックですね、これ。発売は5月中旬。価格はオープンプライスですが、おそらく30万円後半を超えるのは確実でしょう。
特徴としては厚さ12.7mmの薄型HD DVD-ROMドライブ搭載という点。このドライブは「HD DVD-ROM/DVDスーパーマルチドライブ」なので、DVD±R DL(2層)、DVD-RAMへの書き込みもOK。要するにあらゆるものに対応。
液晶はHD DVDを再生する都合上、17型ワイドのフルHD液晶(WUXGA:1,920×1,200ドット)となっています。外部インターフェースとしてHDMI端子がついているので、大画面液晶テレビとかプロジェクターに接続可能。地上アナログTVチューナと地上デジタルTVチューナもついているので、チューナー&HDD録画機器として買うというのもありかも知れない。
基本スペックもかなりすさまじく、高性能デュアルコアCPU「Intel Core DuoプロセッサーT2500(動作周波数2.00GHz)」、高性能グラフィックアクセラレータ「NVIDIA GeForce Go 7600」(128MB)搭載で、メモリは1GB(PC2-4200対応、DDR2 SDRAM)。ハードディスクは120GB×2で240GB(5400回転)。東芝の130周年記念モデルという位置づけだからなのか、非常にリッチでデラックス。
音質もこだわっており、「1bitデジタルアンプ」と「大口径harman/kardonバスレフ型ステレオスピーカ」を搭載、中高音域から低音域まで幅広く再生。一体何をするつもりなのでしょうか。
拡張系インターフェースも種類が多く、5.1ch対応光デジタルオーディオ出力(S/PDIF)端子や、RGB、S-Video出力、i.LINK(IEEE1394)、AV入力端子(コンポジット映像入力、L/R音声入力)、USB2.0×4搭載。全部載せればいいという感じで、予算が許すのであればコレで一応何でもできそう。
もうちょっとマニアックに書くと、チューナー部分も凄まじく、ゴーストリデューサ、デジタルノイズリダクション、10bitADコンバート、3次元Y/C分離、タイムベースコレクタ、デジタルシャープネス、デジタルオーバードライブ、デブロッキング処理、インタレース・プログレッシブ変換、色補正、デリンギング処理、ブラックエンハンサ、ホワイトエンハンサ、エッジエンハンサ、モーションエッジスムージング、3次元FNRが可能。なんでもありありです。
唯一にして当然ながら最大の欠陥はその重さ。約4.8kg、持ち歩けません。3時間ぐらいバッテリーはもつそうですが…。まぁ家の中だけであちこち持ち歩く程度であれば十分ではないでしょうかね。ノートパソコンはあとからの拡張ができないので、レッツノートのようなアプローチと真逆のこのスタンスは合っているのかも。これで1kgレベルだったらダッシュで買いに行くのですが、さすがにまだ人類の技術力では市販レベルでは無理か?
Qosmio G30/697HS
http://www.dynabook.com/pc/catalog/qosmio/060410g3/index_j.htm
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