マイクロソフト、WindowsVistaのリリースが2007年1月に遅れると発表
ただし、遅れるとは言ってもWindowsVista自体が遅れるわけではなく、WindowsVista搭載パソコンの登場が遅れると言うこと。そのため、企業向けのバージョンについては従来の予告通り、今年の11月に出るそうで。Microsoft delays Windows Vista until 2007 - vnunet.com
http://www.vnunet.com/vnunet/news/2152422/microsoft-delays-windows-vista
MSがビスタの発売延期 来年1月に
【09:17】
【ニューヨーク21日共同】ソフトウエア最大手、米マイクロソフト(MS)
は21日、年内としていた次世代基本ソフト(OS)「ウィンドウズ・ビスタ」
の発売時期を来年1月に延期すると発表した。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=MYZ&PG=FLASH
09:48
米MS、ビスタ発売を延期。一般消費者向け次世代OSは来年1月。
セキュリティー向上のため。企業向けは予定通り。
http://www.sankei.co.jp/news/sokuhou/sokuhou.html
企業向けというのは、
Windows Vista Business EditionとWindows Vista Enterprise Editionのことですね。
で、個人向けというのは、
Windows Vista Home Basic Edition、Windows Vista Home Premium Editionのこと。
Vistaの各エディション - Windows Vista Wiki
https://i.gzn.jp/imgindex.php?edition
メーカー用のWindowsVista、つまり消費者向けWindowsVistaについて来年1月までずれ込む理由は単純にメーカー側のWindowsVista上でのテストが間に合わないからだそうで。これには予想以上にWindowsXP SP2への移行が済んでいないと言うことも原因としてあるようです。というのも、XP SP2のセキュリティポリシー変更以上の変更になるため、動作する・しないについてこれまでのどのWindowsよりもVistaはシビアにできているので。
例えばドライバのインストールについても今までは証明が無くても警告を無視してインストールできましたが、Vistaの場合はちゃんと動作証明をマイクロソフトから受けない限りはインストールできないというのが基本動作。これはWindowsの不安定要因のほとんどがドライバ関連が原因である、とマイクロソフトが判断したため。強制終了時のエラーフィードバックを分析した結果だそうです。あれはムダではなかったわけですな。
ちなみにWindowsVista自体の開発の遅れは2週間から3週間程度で、今年の第2四半期には一般向けのベータテスト版が配布予定。
で、やはり一般向けVistaの遅れはパソコンメーカー的には最悪の結果。というのも、年末商戦に間に合わないからですね。アレに間に合わないということはかなりの利益減少を余儀なくされるわけで。これについては既に今月上旬に複数の業界アナリストからの指摘が出ていたとおり。だからこそ、早ければ11月、遅くとも12月には出るはず、という観測だったのですがそううまくはいかなかったということのようです。
それにしてもWindowsの開発スケジュールはいつも遅れがちですね、どうなってるんでしょう?
そういえばWindows Vista Ultimate Editionは結局、企業用と家庭用、どちらなんでしょう?おそらく11月に出る予定の企業向けと同じタイミングで出ると思われますが…。
・関連コンテンツ