ついに「Bluetooth 5」提供開始、対応スマホやIoTデバイスの登場時期は?
Bluetooth規格の仕様策定を行っている認証団体Bluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)が、「Bluetooth 5」を最新バージョンのBluetoothとして正式に採用したことを発表しました。前バージョンからの変更点は、通信範囲拡大・速度向上・通信キャパシティ拡張などとなっています。
Bluetooth 5 Now Available | Bluetooth Technology Website
https://www.bluetooth.com/news/pressreleases/2016/12/07/bluetooth-5-now-available
2016年6月16日に発表された「Bluetooth 5」がBluetooth SIGにより正式に採用され、新バージョンに対応したデバイスが登場することになります。ただし、Bluetooth 5対応デバイスが登場するのは、少なくとも6カ月後の見通しです。
Bluetooth 5は前バージョンから通信速度が2倍、通信範囲が4倍、通信キャパシティが8倍に拡張されているとのこと。特に近年成長が著しいスマートウォッチといったIoTデバイスのUXを革新的に向上させると見られています。
市場予測やテクノロジー市場の動向分析などを行うABI Researchによれば、2021年までにインターネットに対応したデバイスは480億台に到達する見通しで、その内の約3分の1、約160億台のデバイスがBluetooth 5に対応するそうです。
6カ月後に対応デバイスが登場するとすれば、毎年9月に発表される新型のiPhoneがBluetooth 5に対応している可能性は大いにあります。
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