メモ

ランダムにフランス人と電話がつながり会話ができる「The French Number」


ネットで世界の大部分とつながるようになったとは言え、やはりネット越しではイマイチ実感が湧かないこともあるものです。そんな中、ある電話番号に電話をかけると本当のフランス人にランダムで電話がつながり、フランス語やフランスのことについておしゃべりできるというサービスが「The French Number」です。

The French Number – Get connected to a random French and talk about anything
http://www.thefrenchnumber.fr/


The French Numberは、サービス専用の電話番号「+33 176 498 498」に電話をかけると、そこからフランス国内にいるフランス人に実際に電話がつながるというもの。どんなことができるのかは、以下のムービーを見るとわかります。

The French Number | +33 176 498 498 (en) - YouTube


「フランスのことを知りたいのなら、フランス人に尋ねる以上に良い方法はない」という、究極のフランス学習法がThe French Numberです。


フランスのおいしい料理のことや……


高級ファッション「オートクチュール」について訊くのもフランス人が最適。


チーズとワインについても、フランス人に訊くべき、というわけです。


The French Numberは、電話をかけるとランダムに選ばれたフランス人と直接電話がつながるというもの。「ランダム」とはいえ、実際にはあらかじめサービスに登録しているフランス人に電話がかかるようになっているため、無差別に電話がかけられるというわけではないのがポイントです。


相手のフランス人は、フランスのいろいろな場所に住んでいる人とのこと。


これらのフランス人は、全てフランスを愛しているからこそサービスに登録している人ばかり。フランスのことならなんでも訊いてOK、というわけです


「もうこんなガイドブックなんて要らない!」とばかりに……


マッチで火を付けてメラメラと燃やしてしまいました。時おりフランス語を交えながら強烈なプレゼンを行うあたりが、なかなかのフランスさを感じるムービー。


The French Numberは、フランスの国番号を含む「+33 176 498 498」に電話をかけるだけで利用することができます。


「いますぐThe French Numberに電話するのよ。さもなくば……」


「あんたの首をこんな風にして……」


「ストンと斬り落としてやるわよ。フランス人が1787年にやったようにね」とフランスパンをギロチンしてしまいました。「1787年」というのは、フランス民衆が蜂起して「フランス革命」が起こったまさにその年で、「パンがなければケーキ(ブリオッシュ)を食べればいい」と言ったとされるマリー・アントワネットのごとく、パンをギロチンしてしまうというブラックなユーモアが強烈なムービーでした。


The French Numberのサイトでは、FAQ形式でサービスの内容について細かく説明されています。このサービスを提供しているのは、フランスの環境資源を開発する「Atout France (アトゥー・フランス:フランス観光開発機構)のメンバーに所属しているフランスのメディア企業とのこと。電話に出る相手は、専用のアプリで登録した本物のフランス人ですが、「時間によっては『rendez-vous galant』(逢い引き)で忙しくて電話に出られないかも」とあらかじめ断っている自由さもフランスならではということなのかも。


ページ内には、実際に使用された時間数などの表示も。フランスへの国際電話ということで、本当に日本から国際電話をかけると大変なことになりそうですが、そんな場合はLINE OUTなどのサービスを利用すれば大幅に通話料を削減することができそうです。


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in メモ,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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