荷物を圧縮して収納できる旅行向きバックパック「GOBAG」を背負ってみた

2015年6月にKickstarterに現れた「空気を抜いて荷物をぺたんこに収納できる究極の旅行バックパック『GOBAG』が資金を集めて製品化に成功、そのバッグの実物が手元に届いたので、実際にあれこれ触ってみました。
Pack Small. Think Big. | GOBAG
http://www.wearegobag.com/
◆開封・外観
「OPEN HERE」と書かれたデザインの段ボールで到着。手前に置いたのはiPhone 6s Plus。

中からは箱と一体化したようなGOBAGが出現。

ガワを取り外します。大きさは高さ50cm・幅35cm・奥行き20cmで、容量は35リットル。

背負う面はこんな感じで、肩ストラップなどはあとで自分で取り付ける必要があります。

側面右側(背負ったときに体の右側に来る面)はこんな感じ、写真左が底面側、写真右が天面側。側面をぐるっと一周するようにファスナーが取り付けられています。また、横にしても持てるように手提げがついています。

反対側。こちらにも手提げがありますが、ファスナーはぐるっと一周ではなく、底面までで終わっていて、わずかに左右対称になっていません。

天面には「穴」が設けられていて、キャップで塞がれていました。

底面はこんな感じで緩やかなカーブを描いています。

まずはファスナーを開けて、内側に入っている備品を取り出します。

肩ストラップ、腰ベルト、小型ケース、そして右側の黄色いものがこのバッグの最大の特徴である「マックス・パック・バッグ」。

小型ケースの中にはメッセージカードと説明書が入っていました。

説明書にはストラップ類の取り付け方などと……

マックス・パック・バッグの使い方が書かれています。

バッグの内側には「ラップトップハーネス」が面ファスナーで固定されていました。

◆肩ストラップ取り付け
バッグとして使うためにまずは肩ストラップを取り付けます。ストラップ上部には途中に金属のフックがありますが、これも含めて、バッグ本体背中側にある環に通します。

面ファスナーのあるところまで通したら、折り返すようにしてこの面ファスナーを留めます。写真のように、肩ストラップ自体は反り返ったような形になります。

先ほど環に通したフックを肩ストラップ前側にある穴に引っかけます。

ストラップを固定したら、上側の取り付けは完了。

下側はフックが先端にあるので、底面にある小さな引っかけスペースに通します。

これで片側が取り付け完了。同じようにもう片方も取り付けます。

できあがるとこんな感じ。

ストラップはその取り付け形状の都合上、跳ね上がったような形になります。

◆腰ベルト取り付け
普段はつけていなくてもOKですが、重い荷物を持つときのためにベルトが用意されています。

これはバッグの底面寄り2か所にあるスペースを面ファスナーで挟み込んで留めればOK。

取り付け完了。

こんな感じで、腰をしっかりホールドしてくれます。


◆圧縮ストラップ
こうして取付を終えるとバッグの側面に2つずつ、どこにも留められていないフックがあることに気付きます。

これは「圧縮ストラップ」。ファスナーより向こう側に設けられた穴にフックを引っかけて……

ぐいっと引っ張り、締めます。

これで荷物をがっちり圧縮して固定できるという仕組みです。

不要なときには、ファスナーをまたがない位置に穴があるので、ここに引っかけておけばOK。

◆マックス・パック・バッグ
続いて、最大の特徴である「マックス・パック・バッグ」です。

口部分はお菓子の袋や料理保存袋などで用いられているようなチャックが付いています。

その両端には1対のプラスチック製バックル。

また、袋の底には4か所に面ファスナー(フック状)と対になっていないファスナーが。

そして、穴とキャップ。

これをバッグに取り付けていきます。

まずはバッグの天面にある穴を塞いでいたキャップを外します。

そして、天面側の辺にファスナーがあるので、ここに袋の底についていたファスナーを取り付けます。このパーツがバッグの角についている上に、しっかり押し込まないとファスナーを引き上げられず、今回の準備作業の中でもっとも苦労しました。

なんとかファスナー取り付けは完了。同時に、袋底面の面ファスナー(フック状)をバッグ内側の面ファスナー(ループ状)に引っかけます。

そして、マックス・パック・バッグの穴についているキャップを外し……

バッグの穴と合わせます。大まかに合っていればOK。

外したキャップを外側から穴に合わせて締めていきます。

穴はバッグの内側につながっています。

マックス・パック・バッグには衣類など、圧縮したい・圧縮できる荷物を詰め込みます。

ファスナーを閉じるのに苦労しそうなほどのサイズになりました。

まずはチャックを閉じて……

チャックを内側に巻き込むように袋の端を巻きます。

そしてチャックの先についていたバックルを留めます。

横から見るとこんな感じ。あとは、この袋を上から押していきます。バッグの外側からマックス・パック・バッグの穴に向けて締めたキャップには穴がついているので、空気が抜けていき、荷物を圧縮することができるという仕組みになっています。

実際に空気抜きをしてみました。ちなみに、掃除機をあてがって空気抜きをしてもよいとのこと。
GOBAGで空気抜きをしてみる - YouTube

◆ラップトップハーネス
先ほど出てきた「ラップトップハーネス」はその名前の通り、ラップトップPCを固定するための備品。

開くとこんな感じ。使う前に、先端に面ファスナーのついたストラップを、黄色い面にある穴に通しておきます。

黄色い面の上にMacBookを置いて……

上からカバーを掛けるように包んでいきます。

両側を閉じたら……

最後にストラップをかけます。

面ファスナーでしっかり固定。

これでがっちりガードされるというわけ。

このハーネス、底面にも面ファスナーがついているので……

カバンの中で動き回る心配はありません。

12.1型ワイド液晶搭載のLet'snote CF-SX3でも問題なく入りました。公式サイトによると12インチ~15インチまで問題ないようです。


◆その他機能
背面側に防水ファスナー付きの薄いポケットが1つ。

バッグ内側にはメッシュで内側が見えるようになっているポケットが1つ。

また、腰の後ろ側にも小さなスペースが1つ。大きく開くことはできませんが、なくしたくないものや、あまり出し入れしないけれど大事なものを入れておくのに向いています。

メインファスナーには錠を取り付けるための穴がついています。

ポケット数が多くないので、自然とメインルームを開いての荷物の出し入れが増えることになりますが、バッグの形状上、「上をちょっとだけ開いて取り出す」ということが困難。そんなときはバッグを横倒しにすれば……

ここからバッグの奥に広くアクセス可能。

小型ケースは、パスポートより一回り大きいA6サイズのノートまですっぽり収まります。

このケースを側面の面ファスナーに貼り付けておけば、必要なときにスッと中のものを取り出せます。

なお、身長約180cmの成人男性が背負うとこんな感じに。

これは腰ベルトを外した状態。

ちょっとごつい黒い箱を背負っているかのようです。

このバッグは公式サイトで購入可能。「Pick a currency」の欄を「JPY」にすると日本円での価格が表示されます。定価は2万7337円ですが、記事掲載時点では2万4590円で購入可能。なお、アメリカ・イギリス以外だと送料が必要です。
GOBAG
http://www.wearegobag.com/products/gobag

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