わずか64KBで驚くほど美麗な宇宙空間を作り出した「fermi paradox」
音楽を伴った美しいCGアニメーションをリアルタイムに表示するデモシーンのイベント「Revision 2016」の64KB部門で優勝したのが「fermi paradox」です。壮大な音楽と映像で表現される美麗な宇宙空間は、わずか64KB(65536バイト)というファイルサイズとは思えない作品になっています。
fermi paradox - mercury | 60fps | Revision 2016 | 64k - YouTube
画面手前にある大きな星の後ろから、別の黒い星がゆっくりと姿を現します。
カメラが上昇すると3つの星が一直線に並んでいました。
おそらく左が太陽で右が地球。
地球にクローズアップ。リアルタイムで生成されるとはいえ、64KBとは思えない美しさ。
自転する地球の表面から1つの光がポンッと飛び出し……
空を漂い始めました。
山が連なる大地の向こう側に見える巨大な惑星。
揺らめく水面や岩の質感は最新のCGと比べても遜色ありません。
湖の向こうから空へ伸びる一筋の青い光。
宇宙空間にある惑星が太陽の光を受けて大きな影を落としています。
さまざまな角度から捉えた惑星
光と影の描写にも素晴らしいものがあります。
月っぽい星の地表にズームイン。
画像では少しわかりにくいですが、左から隕石のようなものが星に降り注いでクレーターを形成。
クレーターの数がドンドン増えていきます。
上から惑星が降りてきて……
太陽に重なりました。
デモシーン「fermi paradox」は無料で公開されていて、デモシーン専用サイトの「pouet.net」からダウンロード可能です。
なお、「fermi paradox」を作り出したデモグループ「MERCURY.」の他の作品は以下のムービーから確認できます。
luma - mercury | 64k | Final - YouTube
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