ハードウェア

普通に飲めるコーヒーで印刷ができてしまうプリンター「Coffee Drip Printer」


淹れたての薫り高いコーヒーは、香りをかいでよし、口に含んでよしという飲み物ですが、ついにはそんなコーヒーを印刷に使ってしまうという人が現れたようです。

Coffee Drip Printer - RIT: College of Imaging Arts & Sciences
https://cias.rit.edu/faculty-staff/256/faculty/1186

アメリカ・ロチェスター工科大学のフォトグラフィック・アンド・アーツ学部で准教授を務めるTed Kinsman氏は、前後左右の動きが可能な2軸制御装置にソレノイドバルブ(電磁弁)を使った液体吐出機を組み合わせることで、大きな紙の上に液体のつぶを置いて模様を描く特殊なプリンター「Coffee Drip Printer」を開発しました。


紙の上に並んだ大小のコーヒーのしずく。ドットごとに違う液量を自由に設定することで、濃淡を表現できるようになっています。なお、印刷速度は1時間あたり4000滴とのことで、およそ1秒に1滴ほどのスピードだそうです。


つまりこのCoffee Drip Printerは、インクのかわりにコーヒーでも印刷ができるインクジェットプリンターのようなものを作ったと言うわけなのですが、そんなプリンターが実際に動く様子は以下のムービーで見ることができます。

The drip printer in action - YouTube


紙の上に並んだ無数の水滴。紙の上には、スポイトのような細い管があり……


「ぽとっ」と青い液体を落として行きます。


前後左右に動く2本のアームに取り付けられた「プリンターヘッド」のようなものが動き、規則正しく「インク」を落として行きます。なお、この映像ではコーヒーではなく青いインクを混ぜた水溶液が使われているとのこと。


プリントが終盤にさしかかると、画像の全貌がわかるようになりました。「高精細」とは言えない画素密度ですが、独特の風合いは昔の新聞印刷で使われていた網点印刷と同じもの。


そして実際にコーヒーで「印刷」したというプリントはこんな感じ。液量が多かったのか、ところどころ粒が合体してしまっている部分もありますが、意外ともいえるほど写真の内容が伝わってきます。なんとなく人物の後ろにある背景との距離感が感じられるという、不思議な仕上がりに。


いわく、「安物のワイン」で印刷してみたのがこちらのプリント。コーヒーに比べてにじみが強く出るのが、インクとしてのワインの特性なのかもしれません。


通常のプリンターは紙を送ってインクをのせていきますが、このCoffee Drip Printerはインク側が動くという面白い構造になっていました。仕上がりの画質を実際に自分の目で見てみたいものですが、印刷中にはいったいどんな香りがするのかも気になってしまいます。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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