「美しく青き地球」に落下するロケット部品がGoProで捉えた青く輝く地球の姿
民間宇宙開発ベンチャー企業「SpaceX」が、打ち上げたロケットの部品にGoProを取り付けておいたことで、宇宙に浮かぶ青い地球の姿の撮影に成功しました。ムービーはYouTubeのSpaceX公式チャンネルで公開されています。
Falling Back to Earth | HD Footage From Space - YouTube
ふわーりと宇宙空間を漂うロケットの一部。眼下には地球の姿、そして画面右側にはカメラが取り付けられた部品の一部が見えています。
この部品は、SpaceXのロケット「Falcon 9」に使われているカバーの一部で「フェアリング」と呼ばれているものです。ロケットの先端に取り付けられており、打ち上げ時に乗員や貨物を保護する役目を担っています。
Falcon 9 | SpaceX
打ち上げの途中で必要がなくなった段階で、フェアリングは本体から切り離されて地球へと落下。SpaceXはそのフェアリングにGoProを取り付けておくことで、このようなムービーの撮影に成功しました。
非常にまぶしい光が差し込んできました。まるで映画やアニメのワンシーンのような光景が実際に収められています。
そして徐々に見えてきた青き地球。これは美しい……。BGMにヨハン・シュトラウス2世の名曲「美しく青きドナウ」の優雅なメロディーが使われているのも、それを表しているのかもしれません。
青い海に浮かぶ白い雲の様子。このダイナミックさはムービーを見ないと実感できなさそう。
ムービーの長さは約2分間。優雅なBGMとスケール感のある光景を、ぜひムービーで実感してみて下さい。
なお、GoProは2015年7月に最新モデルとなる「HERO+ LCD」を発売予定とのこと。エントリーモデルである「HERO」の性能はそのままに、本体背面に上位機種「HERO 4 Silver」と同様のタッチディスプレイを装備して視認性・操作性を高めたモデルとなっています。
GoProのグローバルサイトでは日本時間2015年7月13日からHERO+ LCDの販売を開始する予定とのこと。記事作成時点では価格が3万9000円となっていました。
GoPro - HERO+ LCD - All-in-one awesome + touch display convenience.
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