新型MacBookと同じリバーシブルで使えるUSB Type-Cポート搭載のGoogle謹製ハイエンドノートPC「Chromebook Pixel」2015年モデル登場、その性能は?
Googleが開発するPC向けのオペレーティングシステム「Chrome OS」を搭載したPCといえば、2万円台や3万円台で購入可能な安価なモデルが多いのですが、Google自らがChrome OS搭載のハイスペックPC「Chromebook Pixel」の2015年モデルをリリースしました。
Chromebook Pixel
http://www.google.com/chromebook/pixel/
For What’s Next: The New Chromebook Pixel - YouTube
新しくなったChromebook Pixel。筐体デザインにはそれほど大きな変化がありません。
サイズは幅297.7mm×縦224.55mm×厚み15.3mmで、重量は1.5Kg。
ボディはアルミニウム製で高級感ある仕上がり。
キーボード上部には「chrome」のロゴ。
ディスプレイは高輝度239ppiの12.85インチタッチディスプレイで、解像度は2560×1700、画面の縦横比は3:2、視野角は178度。GPUにはIntel HD Graphics 5500が搭載されてます。
タッチディスプレイ搭載なので、画面上でタップ・ピンチ・スワイプなどの操作が可能。
バッテリーは急速充電可能で、動作時間は最大12時間。
バックライト付きのキーボードで、暗がりでもタイピングは楽々。
新しいMacBookと同じくUSB Type-Cポートを搭載しており、MacBookがたった1つしかないのに比較して、なんとその数は2倍となる2ポート。他にもUSB 3.0ポートが2つとSDカードスロットも存在します。なお、公式サイトのスペックを見ると、USB Type-Cは最大5Gbpsでのデータ転送が可能とのこと。なお、本体の充電はユニバーサル仕様のUSB Type-Cチャージャーで行います。
プロセッサーは第5世代Intel Core i5搭載のメモリが8GBのモデルと、第5世代Intel Core i7搭載でメモリが16GBのモデルの2つが用意される模様。ストレージ容量も32GBと64GBの2つがあります。
トラックパッド
Androidスマートフォンのように、「OK Google」と言えば検索機能が起動します。
3セグメントピアノヒンジ。
また、ディスプレイ上部には720pの広角カメラ搭載。
海外メディアの中には一足先に実機を触ったところもあるようで、詳細なレビュー記事やムービーが複数登場しています。
Review: New Chromebook Pixel is still lovely hardware with limited appeal | Ars Technica
http://arstechnica.com/gadgets/2015/03/review-chromebook-pixel-2-is-still-lovely-hardware-with-limited-appeal/
Chromebook Pixel (2015) review | The Verge
http://www.theverge.com/2015/3/11/8190513/chromebook-pixel-2015-review
Review: the new Chromebook Pixel packs a big punch - YouTube
これがChromebook Pixelの2015年モデル。
キーボードとトラックパッド。
背面にはGoogleカラーのLEDライト。
ディスプレイはタッチ操作可能。
ピンチイン・ピンチアウトの動作も非常にスムーズ。
大画面を活かして画面を分割して作業してもOK。
左が2015年モデルのChromebook Pixel、右が2013年モデルのChromebook Pixel。デザイン上の大きな変更点はなさそう。
重量1.5kgなので、The Vergeは「少し重すぎる」とコメントしています。
側面
キーボードのバックライトを光らせるとこんな感じ。
使えるアプリもたくさんそろっています。
左右側面にひとつずつUSB Type-Cポートを配置。
本体のバッテリーは専用のUSB Type-Cチャージャーで充電。
Chromebook Pixelのバッテリー持ちは非常に良く、Surface Pro 3やサードパーティ製のChromebookと比較するとその数値は群を抜いています。Ars Technicaが行ったバッテリーテストによれば、Wi-Fiに接続した状態でChromebook Pixelを使ってインターネットブラウジングを行うと、なんと803分間(13時間超)のブラウジングが可能であったとのこと。
ビデオ通話
ゲーム
テキスト入力などもおおむね良好。
2015年モデル(左)と2013年モデル(右)の速度比較。
2015年モデルはページのロードが完了しましたが、2013年モデルはまだ画像をロード中。
第5世代Intel Core i5搭載のメモリ8GB、SSDが32GBのモデルが999ドル(約12万円)。
第5世代Intel Core i7搭載で、メモリ16GB、SSD64GBのモデルが1299ドル(約16万円)。
The Verge、Ars Technica共にPC本体のデザインやキーボード・ディスプレイなどのハードウェア面に対しておおむね好印象をいだいています。しかし、Chrome OS搭載PCにしては「あまりに販売価格が高額すぎる」と両サイトが指摘しており、The Vergeは「Chrome OSを自分のメインPCにするのは難しい」、Ars Technicaは「WindowsやOS Xと比較するとまだ貧弱で、これに1000ドルは高額すぎる」とコメントしています。
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