取材

5000円台でロフト付、Wi-Fi・有線LANもあり秘密基地のような部屋に泊まれるコスパ最強の「カンガルーホテル」


ホテルが目的の旅行ではなく「とにかく安く泊まりたい」という時に一部屋5000円代、2人でシェアすれば2000円代で宿泊可能にも関わらず、Wi-Fi・有線LAN完備でインターネットもつなぎたい放題、なおかつコンクリート打ちっぱなしというモダンな建築物で部屋はロフト付というわくわくしてくるようなホテルが「カンガルーホテル」です。2011年にグッドデザイン賞も受賞したホテルに、実際に泊まってみました。

kangaroohotel
http://kangaroohotel.jp/

カンガルーホテルの住所は東京都台東区日本堤1丁目21−11。南千住駅から徒歩11分の距離です。


これがカンガルーホテル。


コンクリートの建物の前に植物がいくつか置いてあり、かなりモダンな雰囲気です。扉の前にとめてある自転車は24時間につき500円で借りることが可能となっています。


中はこんな感じ。ギターのかけてあるコンクリートの壁に黒いソファ、白いイス、壁に貼られたクジャクなど、ホテルというよりカフェのような雰囲気。向かって左手奥にあるのが受付です。


館内は土足厳禁なので、まずは靴を脱ぎます。


受付のカウンターの下が靴箱になっているので、ここに靴をイン。


ガラス張りなので、日光が差し込みロビーは明るい雰囲気です。


謎の置物などがずらりと並べてある本棚。


日本語の本から洋書までいろいろ置いてあるので、時間を持てあました時にはここでゆっくり本を読んでもよさそうです。


Macも置いてありました。


ドトールのコーヒー各種やココアも100円で購入可能です。


チェックインを済ましたら部屋へ。


今回宿泊したのはロビーのすぐ横にある101号室でした。


カギを使って部屋の中に入ると……


中はこんな感じ。少し分かりにくいですがロフトのはしごのすぐ右に壁があり、部屋は3畳の洋室になっています。


部屋の様子は以下のムービーから確認可能です。

5000円代でロフト付、Wi-Fi・有線LANもあるコスパ最強の「カンガルーホテル」 - YouTube


床は板張りになっているので、スリッパを脱いで入室。


はしごを上った先にはロフトがあります。


1階にはベッド。


壁にはテレビが取り付けてあり……


テレビの下には小さなテーブル。


さらにその下を見てみると、LANケーブルを発見。


コンセントもあります。


はしごの側には冷蔵庫。


冷蔵庫の上には2枚のタオルが置いてありました。これは本来2名の宿泊を想定している部屋のため。


また、扉の隣にはエアコンのリモコンと部屋のライトのスイッチがあるとともに、何かが入ったカバンがかけられていました。


カバンの中身はドライヤー。


ドライヤーの横にはハンガーもあり。


ハンガーはベッドの枕元にもう2つかけてありました。


バスタオルや歯磨きなどのアメニティはないので、受付でレンタルしたり購入したりします。歯ブラシは税込50円、バスタオルのレンタルは200円でした。


なお、カンガルーホテルは全館禁煙で、壁にはWi-Fiのパスワードが表示してありました。


実際にWi-Fiにつないでみたところ、「少し弱いかな?」と感じる瞬間もありましたが、つながり具合はおおむね良好。ネットサーフィンなどは問題なく行えます。


ということではしごを使ってロフトを覗いてみると……


ここもベッド。


下を見下ろすと、部屋がどんな構造になっているのかが分かります。


細長い窓にカーテン。


洗面所やお風呂・トイレは共用なので、いったん部屋の外に出て探検タイム。部屋を出てすぐの壁には近隣の地図が掲げれられていました。


そして、地図の下にはいろいろ置かれています。


「何だろう?」と思い見てみると……


忘れ物ボックスでした。なぜこんなものまで……?というものまで入っています。


忘れ物ボックスの隣には給湯器。


電子レンジもあるので、買ってきたものを温めたりカップラーメンにお湯を注いだりということが自由にできます。


突き当たりの手前、右手の扉にはシャワールームと書いてありました。


シャワールームの扉の奥には雑誌とイスが置いてあり、誰かがシャワーを使っていてもヒマをつぶせるようになっています。


「どんな雑誌が置いてあるのだろう」と思いしげしげと眺めてみると……


「カンガルー新聞」なるものを発見。


中はかなりの力作です。


「富士山にのぼる前に伝えたいことランキング」というものがあり、「悪いことは言わない、毛布だけは持っていけ」「山小屋は八合目がオススメ」「塩キャラメルは強い味方」など、予想以上のお役立ち知識がギッシリ詰まっていました。


雑誌をしげしげ見たところでシャワー室へ。黒い扉を開けた先にさらに鍵付の扉2つがあり、脱衣所とこんな感じのシャワー室が広がっていました。


鏡や綿棒。


シャンプー・コンディショナー・ボディソープなどは備え付けてあります。


また、バスタブ付の浴室もあります。こちらもちゃんと鍵つきの扉の向こうに脱衣所と浴室があるので、プライバシーはちゃんと守られます。


バスタブはこんな感じ。


脱衣所。


なお、シャワールームは24時間使用可能ですが、バスタブ付浴室は利用時間が17時から24時までになっているので注意しましょう。


また、バスルームの扉の向かい側にはランドリールーム。


30分で100円で使用可能です。


洗濯機の向かい側には自販機が置いてありました。


共用のトイレは1階にないので、コンクリの階段を上がり、2階へと向かいます。


2階に上がってすぐのところに、洗面台と給湯スペース。


給湯スペースの下には大きなゴミ箱。分別してあるので、捨てる際には注意しましょう。


そして洗面台の左側にトイレがありました。


中もこんな感じで非常にクリーンでした。


なお、カンガルーホテルは今回宿泊した3畳のダブルルームが税込5500円で、その他3.6畳のシングルルームが税込3600円、6畳ロフト付きの4ベッドルームが税込1万円で宿泊可能です。予約はメールや電話からのほか、楽天トラベルトリップアドバイザーじゃらんからも行えるようになっています。

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in 取材,   動画, Posted by darkhorse_log

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