一般的なカメラボディなしでもマイクロフォーサーズレンズで写真撮影可能な「OLYMPUS AIR A01」速攻フォトレビュー
マイクロフォーサーズ規格のレンズを付け替えて使用できるカメラながら、一般的に言うところの「カメラボディ」がないのが「OLYMPUS AIR A01」です。撮影方法も普通のカメラとは異なり、ファインダー越しに被写体を確認するのではなく、スマートフォンとOLYMPUS AIR A01を接続してスマホ画面から被写体を確認する、という方法。一風変わったカメラになっていることは見た目からビシバシ伝わってきているので、実際どんな端末なのかをCP+2015にて確かめてきました。
OLYMPUS AIR A01 | オープンプラットフォームカメラ | オリンパス
http://olympus-imaging.jp/product/opc/a01/
OLYMPUSブース内の……
「OLYMPUS AIR A01」ブースに到着。
この少し長めのレンズに見えるのが「OLYMPUS AIR A01」。これだけで写真撮影が可能なれっきとしたカメラです。
OLYMPUS AIR A01はマイクロフォーサーズ規格のレンズを交換して使用することができます。写真でいうと銀色部分がマイクロフォーサーズ規格のレンズで、白色パーツ部分がOLYMPUS AIR A01の本体にあたる部分。
実際にレンズを外すとこんな感じ。OLYMPUS AIR A01のセンサーは4/3型Live MOSセンサーで、ミラーレス一眼カメラの本体中央部分だけをくりぬいてそれだけで動作させているようなイメージ。
本体側面には小さな電源ボタンがあり、その上のグレー部分がシャッターになっています。
底面にはMicro-USBポートとWi-Fiスイッチ。本体の充電はこのMicro-USBポートから行い、Wi-FiとBluetoothでスマートフォンとOLYMPUS AIR A01を接続します。
本体側面には三脚用のネジ穴もあります。
底面のカバーを外せばmicroSDカードスロットにアクセス可能。
本体構造はこんな感じで、バッテリーは取り外し不可能になっています。
OLYMPUS AIR A01に14-42mmEZレンズを付けた状態で手に持つとこれくらいのサイズ。
OLYMPUS AIR A01にスマートフォンを取り付けるためのアタッチメントもあります。
これを使ってiPhone 6を固定するとこんな感じ。一気にデジカメっぽい見た目に変化しました。
もっと大きなサイズのスマートフォンを取り付けたい場合は底面にあるスイッチを「SMALL」から「LARGE」に切り替えます。スイッチを「LARGE」側に入れるとスマートフォンをホールドするフタ部分が90度よりも大きく開きます。
これでiPhone 6 Plusのようなサイズのスマートフォンでも取り付けられるようになるというわけ。
なお、スマートフォンをOLYMPUS AIR A01にホールドしてくれる爪部分は、引っ張ると伸びます。これにより多彩なサイズの端末もホールド可能になっているわけです。
また、マイクロフォーサーズレンズならば着用可能なので、レンズによってはこんなにビッグサイズになることもあります。
スマートフォンと接続すると、こんな感じでカメラが映している様子をスマートフォンの画面上で確認できるようになります。
手に持ってパシャリ。シャッターはOLYMPUS AIR A01の本体側面にあるので左右のどちらの手でも簡単にシャッターが切れます。
専用アプリ側からシャッターを切ったりズームインズームアウトを行ったりも可能です。
プログラムオートはもちろん、絞り優先モードやシャッター優先モード、マニュアルでの撮影も可能。
ISO感度は200~12800。
ホワイトバランスはオートを含む7種類の中から選択。
もちろん使用するモードによっては絞りやシャッタースピードを手動で調整することも可能です。
さらにはアスペクト比まで変更できます。利用可能なのは4:3、16:9、3:2、1:1の4種類。
パッと見はただのレンズですが、これだけでミラーレス並の写真が撮れてしまうのは本当に驚きです。
なお、OLYMPUS AIR A01は2015年3月6日発売予定で、ボディのみの場合税込3万6504円、14-42mmEZレンズキットは税込5万3784円となっています。
・関連記事
日本最大級のカメラ・写真イベント「CP+2015」全記事一覧まとめ - GIGAZINE
ポケットサイズでデジタル一眼クオリティの写真が撮影可能なレンズ交換式カメラ「OLYMPUS AIR A01」レビュー - GIGAZINE
ペンタックスのKマウント採用35ミリ判フルサイズデジタル一眼レフカメラ速攻フォトレビュー - GIGAZINE
「宇宙の赤い神秘」を撮るためだけに生まれた天体専用一眼レフ「D810A」 - GIGAZINE
SIGMAのdp Quattroに超広角21mm相当のシリーズ4作目「dp0」が登場 - GIGAZINE
有効5060万画素の超高精細な写真が撮れるキヤノンのフルサイズ一眼レフ「EOS 5Ds」速攻フォトレビュー - GIGAZINE
ソニーが現在開発中のFEレンズ6本を一挙展示、撮影体験コーナーもあり - GIGAZINE
・関連コンテンツ