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日本発売が決定したレンズスタイルカメラ「QX1」速攻フォトレビュー


本日、日本での発売が2014年10月10日に正式に決定したレンズスタイルカメラ「QX1」がソニーストアで先行展示されていると知り、早速、そのキワモノぶりを確認しに行きました。しかし、QX1はキワモノと思いきや、かなり使えそうなカメラであることが判明しました。

QX1 | Eマウント | デジタル一眼カメラ α(アルファ) | ソニー
http://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-QX1/

ソニーストア大阪に到着。QX1は、銀座のソニーショールーム・ソニーストア大阪・ソニーストア名古屋で先行展示されています。


入り口付近の一際目立つ場所にQX1が展示されていました。


装着されているのはEマウントレンズの「SELP1650(E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)」で、QX1にはSELP1650とセットの「パワーズームレンズキット」も用意されています。


レンズを外してキャップを装着するとこんな感じ。


これがカメラと言われてピンとくる人は少ないかも……。


天面


真ん中に内蔵フラッシュ、その左右にマイクがあります。


NFCのマーク。QX1はNFCを使ってワンタッチでスマートフォンとペアリングすることが可能です。


左のマイクの下にはセンサー位置を示すマーク。


天面手前側にはフラッシュボタンと電源ボタン。


フラッシュボタンを押すと、ポップアップ式のフラッシュが飛び出してきます。


右サイド


αマーク。なお、「α」はレンズ交換式のカメラのシリーズネームになったとのこと。


液晶の小さな表示パネルも搭載。


こんな感じでバッテリー残量・SDカードの有無・Wi-FiのON/OFFを表示します。


右サイドにレンズ取り外しボタン。


左サイド


大きなシャッターボタンは左側に。金属削り出しで高級感あり。


こんな感じで左手親指で楽々シャッターを切ることができます。


「MULTI」と書かれたカバーの中に……


充電用のMicro-USB端子とリセットボタン。


底面


QX1は三脚に取り付ける事が可能。


ストラップも付けられます。


レンズマウントの反対側にはスマートフォンと接続するためのアタッチメントを搭載。


こんな感じで開いて……


上側部分を引っ張ってスマートフォンを挟み込む仕組み。バネはかなり強く、またゴムの滑り止めも備わっているため、丸みのあるスマートフォンでもしっかりと固定できます。


なお、アタッチメントは左へ回すことで取り外し可能。


アタッチメントを外すとOPENというレバー。


レバーをスライドさせるとバッテリーとSDカードスロットが現れました。


QX1のバッテリーは「NP-FW50」でα NEX-5Tα5100と共通なので、ソニーカメラ愛用者は安心です。


カメラキャップを外してレンズを装着してみます。


QX1はAPC-Sサイズの2010万画素CMOSセンサーを採用で、Eマウントのレンズを装着可能。


白い○印を合わせて回し込めばOK。マウント自体はレンズ交換式の一眼タイプとまったく同じ。


これでカメラの完成。


まさに手のひらサイズ。手のひらにミラーレス一眼カメラがすっぽり収まるというわけです。


電源OFFだとこんな感じ。


電源ONにしてスマートフォンなどのモバイル端末と連携するとレンズがズームします。


重さはキットレンズとアタッチメントをあわせても300gくらいで、望遠ズームレンズ1本より軽く仕上がることもありそう。


この状態でもシャッターを切って撮影することができます。


ズーム時はこんな感じ。なお、ワイド端・テレ端ともにズームレンズの飛び出し具合は変わりませんでした。


フラッシュを出すとさらに迫力ある外観に。


Xperia ZL2(SOL25)に取り付けるとこんな感じ。


横から。


コンパクトデジカメや一眼カメラでもここまで大きなディスプレイはそうそうありません。


構えるとこんな感じ。右手は添えるだけ。


もちろんタッチ操作が可能。タッチした部分にフォーカスを合わせられ、そのままシャッターを切ることも可能です。


左手だけでもしっかり撮影できます。


もちろんスマートフォンとワイヤレスで接続しつつ撮影することもOK。


逆に、カメラを備え置き、スマートフォンで被写体を確認しつつシャッターを切ることも可能です。


オプション品のアダプタを使用すれば……


ファブレットXperia Z Ultraや、タブレットXperia Z2 Tabletなどとも連携可能。


大画面で被写体をばっちり確認できるので、撮影がかなり捗ります。


もちろん撮影した写真はレンズ交換式一眼カメラならではの解像度。スマートフォンのカメラではこうはいきません。


6.4インチのファブレットXperia Z Ultraを装着した状態でも片手で楽々撮影できます。


左手でシャッターボタンだけでなく、ズームやMFモードでピント合わせまでできるので、左手一本で完結する快適さがやみつきになりそう。


唯一、フラッシュボタンだけは、指を引きつるほどのばしても届きませんでした。


なお、QX1はNFCを搭載したスマートフォンだけでなく、専用アプリを使ってWi-Fiで接続することができます。そのためNFCを搭載していないiPhone 5でも使用OK。


意外とマッチしています。なお、iPhone 6/iPhone 6 PlusはNFCを搭載しているので、ワンタッチでペアリングできるはずです。


QX1と同じく10月10日に発売されるQX30も展示されていました。


こちらも手のひらサイズ。


QX1よりはフラットでスリムな印象。


背後のアタッチメントはQXシリーズすべてのモデルで共通です。


QX30は光学30倍ズームを搭載しています。


側面にMicro-USB端子とSDカードスロットを搭載。


アタッチメントのロック機構はQX1と同じ。表示パネルもあり。


もちろんNFC対応でマイクも搭載しています。


左手だけでシャッター・ズームボタンにアクセスできるのはQX30も同じ。


QX30も三脚に取り付ける事ができます。


さらに、QX10に新カラーのピンクも登場。


こちらも10月10日発売となっています。


QX1は、レンズなしの本体のみの「ILCE-QX1」が市場予想価格3万6000円、E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSとセットのパワーズームレンズキット「ILCE-QX1L」が市場予想価格5万1000円、QX30が市場予想価格4万4000円で、2014年10月10日に発売となっています。なお、QX1は2014年10月1日から予約の受付がスタートします。

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in モバイル,   ハードウェア,   デザイン, Posted by darkhorse_log

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