取材

「宇宙の赤い神秘」を撮るためだけに生まれた天体専用一眼レフ「D810A」


ニコンが天体撮影に特化した光学フィルターチューニングを施した有効画素数3635万画素のデジタル一眼レフカメラ「D810A」をCP+2015で展示しています。

D810A - 概要 | 一眼レフカメラ | ニコンイメージング
http://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d810a/

ニコンのブースに到着。


入ってすぐの場所に「D810A」が展示されていました。


D810Aはデジタル一眼レフ「D810」をベースに天体撮影専門にチューンしたモデル。撮像素子前面にある光学フィルターのHα(エッチアルファ)線の透過率をD810比約4倍に引き上げることで星雲を鮮やかに赤く写すことができます。


NIKKORレンズが使え、「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」などとの組み合わせがおススメとのこと。


D810Aで撮影した「オリオン大星雲」の作例。この「赤」を出すための専用カメラというわけです。


D810Aの開発者は天文写真家とのことで、まさに天文写真愛好家のためのカメラ。「実際より赤みがかった撮影画像になり適切な色再現にならないため、一般被写体の撮影にはおすすめできません」とのことで、天体撮影に特化したフィルターと有効画素数3635万画素の解像度を生かした魅惑の宇宙を撮れるカメラとなっています。D810Aは2015年5月下旬発売予定で、予想実売価格は40万円となっています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
日本最大級のカメラ・写真イベント「CP+2015」全記事一覧まとめ - GIGAZINE

ニコンの次世代フラッグシップ一眼レフカメラ「D4S」がCP+2014に登場 - GIGAZINE

in 取材,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.