「Nexus 6」がバラバラに分解され内部構造や修理難易度が明らかに
アメリカで2014年11月14日に発売がスタートし、日本ではワイモバイルが12月上旬に発売するAndroid 5.0搭載スマートフォン「Nexus 6」が、新発売のデバイスを次々に分解してきたiFixitの手によってバラバラにされ、分解レポートが公開されています。
Nexus 6 Teardown - iFixit
https://www.ifixit.com/Teardown/Nexus+6+Teardown/32877
今回分解されることになるNexus 6。
Nexus 6の背面には1440×2560pxのカメラが搭載されており、iFixitによるとカメラ周辺の構造が他のスマートフォンとは違う構造になっている可能性があるとのこと。
ピックを本体と背面の間に無理やり差し込んで……
バリバリッとこじ開けます。
背面をこじ開けるのに大きな力は必要なかったものの、中にもう1枚カバーが搭載されていたため、背面を取り除くだけでは中身に到達できず。
今度は専用のスクリュードライバーで、視認できるネジを片っ端から取り外します。
ネジを全部取り外して、ようやく中身を確認。Nexus 6は背面側のパネルにバッテリー・正面側のパネルにディスプレイとマザーボードが搭載されている2層構造になっていました。
背面側のパネルに付いているバッテリーをバリバリ。
充電コイルを剥がすと、バッテリーに3.8 V・3220 mAhという文字を確認。
バッテリーを確認したら、正面側のパネルに搭載されているカメラのフラッシュライトを取り外します。
Nexus 6のフラッシュライトには、2つのLEDフラッシュが使用されていました。
次に取り外すのは1440×2560pxのフロントカメラ。
ついでにリアカメラも外してしまいます。
リアカメラにはソニー製のCMOSイメージセンサーSony Exmor IMX 214が使用されていることが判明。
最後に取り外すのはマザーボード。
マザーボードの下からAtmel製のタッチセンサー「mXT640T」を発見。
取り外したマザーボードがこちら。赤枠で囲まれているのが「Snapdragon 805 SoC」を真下に搭載したSK Hynix製のRAM「H9CKNNNDBTMTAR」で、黄色枠がSanDiskの32GBのNAND型フラッシュメモリ「SDIN9DW4-32G」です。
マザーボードの背面で注目すべきは緑色の円で囲まれたLED搭載のスピーカーグリル。iFixitによると、Nexus 6を製造しているMotorolaはスピーカーグリル直下に搭載されたLEDについて、正式に公開していないそうです。
iFixitがNexus 6を分解して修理難易度を評価した結果は10点満点で7点でした。10点に近づくほど修理難易度は下がるので、Nexus 6の修理難易度はベリーハードということではなさそう。ただし、いくつかの部品はマザーボードに直接取り付けられているため、修理する際には注意が必要です。また、デジタイザーがディスプレイにはんだ付けされているので、ディスプレイ修理にかかる費用は高額になることが予想される、とのことです。
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