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「iPad mini Retinaディスプレイモデル」バラバラ分解フォトレポート、中身はどうなっているのか?


正式な発売日が決まっていなかった「iPad mini Retinaディスプレイモデル」の販売をAppleが2013年11月14日に突然スタート。発売されたばかりのガジェットを分解するiFixitが、早速iPad mini Retinaディスプレイモデルを分解してフォトレポートを公開しています。

iPad Mini Retina Display Teardown - iFixit
http://www.ifixit.com/Teardown/iPad+Mini+Retina+Display+Teardown/19374

分解されるのはiPad mini Retinaディスプレイモデル スペースグレイ。


まずはフロントパネルを吸盤で……


パコッと取り外します。簡単そうに見えますが、フロントパネルには大量の接着剤が使われているので、かなり大変な作業。


次に専用ドライバーでRetinaディスプレイを固定しているネジを取り除き……


Retinaディスプレイを取り外します。なお、固定していたネジは全部で7個あったとのこと。


取り外したRetinaディスプレイはLG製で、「赤枠」の部分にParade DP675 LCDドライバ・「オレンジ枠」の部分にはTI TPS65143A ICチップと2枚のTI TPS65195 ICチップを搭載。


タッチスクリーンコントローラーにはiPad AirやiPhone 5sと同じBroadcom製のBCM5976を使用。


Retinaディスプレイを取り外して丸見えになった本体内部に、3.75V・24.3Whr・6471mAhのバッテリーを確認。


接着剤で筐体に付けられているバッテリーなどを取り外しやすくするために、本体背面を温めます。


本体が十分温まったらバッテリーを筐体からベリベリ剥がす作業を開始。はがす作業はかなり力がいるので注意が必要です。


無事にバッテリーの取り外しが完了しました。


次にピンセットでフロントカメラを取り外します。


続いて背面カメラも取り除きます。


ステレオヘッドフォンミニジャックもペリペリ。


2つのスピーカー。


そしてマザーボードを取り外します。


こちらがiPad mini Retinaディスプレイモデルに搭載されていたマザーボードで、赤枠部分にiPad Airと同じUSI 339S0213 Wi-Fiモジュールを搭載。


1番左の黄色枠で囲まれているのが東芝製のTHGBX2G7B2JLA01 16GB NAND flash、隣にあるのはA7チップで、オレンジ色の枠で囲まれているのはM7コプロセッサ、緑枠がB334 STMicro MEMSの加速度センサー/ジャイロスコープ。


これにて分解終了です。iFixitによると、iPad mini Retinaディスプレイモデルの分解難易度は10段階中の2(数字が小さいほど難度は高い)とかなり難しめ。また、搭載されている部品が多いので、分解後に元に戻すのは至難の業であるとのことです。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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