京都ぎおん徳屋本店のねろ~んとした「本わらびもち」と「お番茶のかき氷」を食べてみました
京都には和菓子店や甘味処が多く存在し、特に夏に良く食べられるのがわらびもちやかき氷などの冷たく甘いお菓子。京都の祇園花見小路通りにある「ぎおん徳屋」の本店は、京都らしい町屋作りの店内で、素材にこだわり抜いた「本わらびもち」と、他ではなかなか味わえないレモンを載せた「お番茶のかき氷」が味わえるとのこと。涼みに行くべく京都に行ってきました。
ぎおん徳屋 ホームページ
http://gion-tokuya.jp/
場所は「京都府京都市東山区祇園町南側570-127」にあります。
ぎおん徳屋に到着。
祇園花見小路通りにお店を構えており、まわりには町屋作りの店舗がたくさんありました。
お店の前でも名物の「本わらびもち」をアピール。お店の中へ入ってみます。
店内はやや暗く、女性客が多めでした。
うちわが飾られています。
席に着くと、お番茶とおしぼり、メニューが渡されました。
メニューを開くと右上に「本わらびもち(税込1200円)」と左下に「お番茶のかき氷(税込900円)」を発見。さっそく注文します。
10分と待たず、注文した2品が到着。
お番茶のかき氷は夏季限定で、京番茶と氷砂糖でシロップが作られており、輪切りのレモンで氷を取り囲んだ一品。
氷の上には京番茶が直接かけられています。
輪切りのレモンは搾らずに氷と一緒に食べるのがオススメだそうです。
シロップを入れる容器は少し変わった形のものが使われていました。
少しずつシロップをかけて食べてみます。
ほうじた番茶の香りや味が口に広がり、冷たい氷と良く合っています。シロップだけでなく、直接茶葉がふりかけられているので香ばしさが強調されているようです。シロップを自分でかけられるので、甘さが調節できるのもうれしいところ。
レモンの輪切りと一緒に食べると、レモンの酸味や皮の苦味が加わり一味違った味に。紅茶にレモンを合わせることは一般的ですが、番茶にレモンを合わせても相性は抜群でした。
氷が溶け、レモンの味がしみ出した部分をすくって食べると、レモンティーに近い味がしました。かき氷は最初から最後まで同じ味を食べなくてはいけないものが多いですが、途中で味に変化を付けられるのもこのかき氷の特筆すべき点です。
本わらびもちは、きなこと黒蜜を付けて食べることもできますが、和三盆の甘味が付いているので、まずは何も付けずに食べるのがオススメとのこと。
きなこは花の形にかたどられていました。
わらびもちの色は、もずくのような色をしており、一個一個が食べやすいサイズに分かれています。
わらびもちを冷たい状態で食べるために、中央には味の付いていないかき氷が盛られています。
黒蜜は真っ黒で、粘度があまりないのでさっぱりしたタイプのもののようです。
わらびもちを箸で持ち上げると、かなりねっとりしていました。箸をあまり使わない外国人などは、持つのに少し苦労しそうです。
まずはオススメ通り何も付けずに食べてみると、上品な甘さに仕上がっており、ねっとりとした食感が他のわらびもちとは比べものにならないほどのクオリティ。氷で冷やされているので、暑い夏にもピッタリです。
なにもかけずに食べた後は、きなこや黒蜜をかけて食べてみます。
きなこをかけると、よりコクが加わり「和」を感じる味に。わらびもちの水分がそこまで多くないせいか、あまりきなこがわらび餅に絡まないので、食べる際にはきなこを付けすぎてむせないように注意が必要です。
黒蜜は見た目の通り甘さが控えめで、わらびもち本来の味を殺さない味。正直なところ何もかけないで食べるのが1番な気がしますが、味を変えて食べるのもアリ。
きなこ・黒蜜を一緒にかけて食べると、いかにも和菓子っぽい味になります。
ぎおん徳屋は12時から18時までの営業で年中無休。東京にも店舗がありますが、京都の本店はメニューがちょっと違うので観光のついでに行ってみてもいいかもしれません
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