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新デバイス・サービスが発表されまくった「Google I/O 2014」総まとめ


Googleが毎年開催している開発者向けの一大イベント「Google I/O」が2014年6月26日に開催されました。今回は直前に発表された「Android Wear」をどのメーカーが出すのか、「Android 5.0(Lollipop)」「Nexus 9」は果たして発表されるのか、など多くの期待が集まった中、さまざまなデバイスやサービスが発表されています。

Google I/O 2014
https://www.google.com/events/io

Google I/O 2014 - Keynote - YouTube


イベント開始前の会場はこんな感じ。


何やら巨大なマシンが登場しました。


大きなマシンがイベントのカウントダウンを開始。


そしてついにイベントが始まりました。


壇上にはスンダー・パチャイ氏が登場。


85カ国から100万人以上の人がイベントのライブストリーミングを視聴中。


ロンドンから


ブラジルからもハロー


ナイジェリアはこちら


スマートフォンの出荷台数は増加


Androidユーザーも増加


「Android One」の登場。


世界中にはスマートフォンを使用できない人がたくさんいるとのこと。これを解決するのが「Android One」の狙いです。


Android OneはOEMメーカーのためのハードウェアプラットフォームのセット。


Android Oneはインドの3つのメーカーから発売予定。


例えば、Micromaxから発売予定のAndroid OneベースのスマートフォンはデュアルSIMで4.5インチディスプレイ搭載で100ドル以下です。


Googleのプラットフォームを統一する新たなデザイン、Material Designについて。


Material Designは紙とインクからインスピレーションを得てUIをデザイン。


分かりやすいUIで直感的な操作が可能に。


スムーズに動作するアニメーションをUIデザインに導入。


アニメーションを多用することで、例えば、アプリ間の移動がより滑らかになります。


ここでデイブ・バーク氏が登壇。


バーク氏はAndroidの次期バージョンAndroid Lを紹介。


先に発表されたMaterial Designを採用したAndroid Lの特徴は、新しいアニメーションやリアルタイムで影を生成する3Dビューなど。


新ランタイムARTが導入されて、アプリの動作が高速化されるとのこと。


通知センターを強化。


消費電力を減少させるProject Voltaというモードを搭載。省電力モードにすれば、バッテリー駆動時間を最大1時間30分長持ちさせられます。


ここからはChromeの話。


Android Extension Packが公開されました。


UNREAL 4


バッテリーライフ


ユーザーエクスペリエンスやパフォーマンスが向上。


パチャイ氏が壇上に戻ってきました。


Androidの進化の歴史を紹介。


デビッド・シングルトン氏が登壇しました。


腕時計のアイコンが登場。


シングルトン氏は、以前発表された「Android Wear」を紹介するとともに、「Android Wear」搭載スマートウォッチ「Gear Live」「LG G Watch」「Moto 360」の3機種が発売されることを明らかにしました。その詳細は下記の記事から確認できます。

世界初「Android Wear」搭載のスマートウォッチ「Gear Live」「LG G Watch」「Moto 360」が発表される - GIGAZINE


ここからはAndroid Wearの開発者向けツールの話。


次に映し出されたのは自動車の映像。


車載Androidインターフェイス「Android Auto」が発表されました。


Android Autoのデモの様子は、以下の記事から確認することが可能です。

車載用「Android Auto」のデモ実演がGoogle I/O 2014の会場でお披露目 - GIGAZINE


Android Autoに続いて発表されたのは「Android TV」


Android TVのプレゼンの様子は、以下の記事を見ればわかるようになっています。

Googleがテレビ向けAndroidプラットフォーム「Android TV」を発表 - GIGAZINE


ここからはChromecast。Chromecastは2013年7月にリリースされ、Googleの発表では同様の製品の中でもトップの売上実績を示しているとのこと。


登場から約1年を経過したChromecastですが、新たに周辺のデバイスとの連携が強化されました。


デバイスとChromecastを連携させるためには、同一のWi-Fiネットワーク上に存在する必要があったのですが、今後はクラウドを経由して動画などを共有することが可能になります。


また、テレビの画面にデバイスに保存されている風景や画像などを映す「BackDrop(バックドロップ)」と呼ばれる画像共有機能が追加されています。


これは、一日のうち平均して19時間は使われることなく眠っているTV画面に風景を映し出すというもの。


この機能により、自宅のテレビ画面を「キャンバス」としても活用できるようになるというものとなっています。


そして、大きな追加点が画面の共有機能でした。


独自のプロトコルを用いて、レイテンシーがほとんどない映像を実現しているということでしたが、実際に動きを見てみると若干の遅れが発生するのは仕方のないことのようです。


この機能を使うと、Google Earthなどのアプリを大画面で再生できるようになります。


ミラーリング機能は、HTC One M7、LG G2/G2 Pro、Nexus 4/5/7/10、Samsung Galaxy Note3、Galaxy S4/S5などが対応となっており、今後も拡大の予定となっています。


次はChromebook。


ここからは開発者向けのクラウドサービスの解説。


続いて登場したのはGoogle Playのプロダクトマネージャーであるエリー・パワーズさん。


パワーズさんが発表したのは健康管理プラットフォームの「Google Fit」で、その詳細は下記の記事から確認できます。

Googleが複数のアプリやデバイスから情報を集約可能な健康管理サービス「Google Fit」を発表 - GIGAZINE


最後にパチャイさんが再び登壇し、参加者へのプレゼントにスペシャルなダンボールを用意していることを明らかに。


配布されたダンボールに何が隠されていたかは、下記の記事を読むとよくわかります。

Googleがイベント参加者に配布した謎のダンボールに隠されていた秘密 - GIGAZINE


パチャイさんは「参加者にはG WatchかGear Liveを持って帰ってもらいます」と発表し、会場は大歓声に包まれました。


これにて、Google I/O 2014は終了です。

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in ソフトウェア,   ネットサービス,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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