Googleの新OS「Android 4.4 KitKat」に搭載された新機能まとめ

By Jon Fingas

2013年11月1日に「Nexus 5」と共に正式リリースされたGoogleの最新OS「Android 4.4 KitKat」には、「アプリの全画面表示」「パフォーマンスの向上」「印刷機能」「省電力を実現可能にしたハードウェアセンサー」「歩数計」など多くの新機能が追加されています。

Android - 4.4 KitKat
http://www.android.com/versions/kit-kat-4-4/

Android KitKat | Android Developers
http://developer.android.com/about/versions/kitkat.html

◆「OK Google」の一声で起動する「Google Now」


検索やSMSの送信、音楽再生などを音声で行える「Google Now」は、ボタンを押したり、アイコンをタップするのではなく、「OK Google」と話しかけるだけで起動可能になりました。

◆音声・映像再生専用のロックスクリーンを搭載


音楽再生時やムービーをChromecastに送信している時専用のロックスクリーンが搭載されました。ロック中は背景にアルバムアートワークなどが表示され、再生・一時停止・シークが可能になっています。

◆アプリの全画面表示が可能


アプリケーションを全画面で表示することが可能。動画観賞やゲームのプレイ時、読書する時はステータスバーやナビゲーションボタンが自動的に隠され、より見やすくなっています。

◆メモリ使用量を最適化し高速動作を実現


Android 4.4 KitKatではメモリ使用量を減少させ、512MBのRAMでも高速に動作するようになっています。動作の高速化を実現するためにDalvikのJITまわりのチューニング、カーネル仮想化(KSM)、zRAM(組み込み系DRAMメモリ技術)への対応などシステムが再設計されています。

アプリケーション実行時のメモリ管理が改善され、複数のアプリケーションを同時に起動した場合には、メモリ消費量のピークを下げるように、消費量の小さなグループから順次起動させる仕様にアップグレード。


新しいAPIs(ActivityManager.isLowRamDevice)によってメモリ効率の良いアプリケーションを作成できます。アプリケーション開発者はAPIsからエントリー機の対応・非対応をチェックすることができ、インメモリ制御を変更・無効化することも可能です。

◆電話をかけたい人を優先的に表示する


累積通話時間や通話頻度から、これから電話するであろう人を優先して表示する新機能が追加されました。

◆かかってきた知らない電話番号をGoogle Mapsで検索


知らない電話番号から着信した際には、その電話番号をGoogle Mapsで検索し、マッチした電話番号の登録者を表示してくれます。これで、誰からかかってきているのかドキドキしながら電話に出ることが少なくなるかもしれません。

◆メッセージアプリの統一化


新しくなったGoogleハングアウトは、SMSMMSのアプリケーションを1つに統一。また、新機能として「現在地の共有」や「GIFアニメーションの送信」がGoogle Hangoutsで出来るようになりました。

◆絵文字を利用可能


日本の絵文字をGoogle Keyboardに追加。

◆印刷機能


新しいAPIによって、印刷機能が追加され、あらゆるタイプのプリンタに対応。Wi-FiややGoogleクラウドプリントを通じて利用可能なプリンタを検索し、用紙サイズの設定・ページ設定・印刷が可能になっています。PrintAPIでは互換性の維持を最優先に、PDFフォーマットを標準採用。Android 4.4 KitKatではGoogleクラウドプリントがプリインストールされているため、対応しているアプリケーションをすぐに使用できます。

◆「Quickoffice」アプリ


KitKatは、Microsoft Officeの文書・スプレッドシート・プレゼンテーションを作成・編集できるGoogleの無料アプリQuickofficeに最適化されています。

◆NFCホストカードエミュレーション

Android 4.4 KitKatはNFCホストカードエミュレーション(HCE)に対応。ISO/IEC14443-4(ISO-DEP)プロトコルを使用して、ISO/7816/4ベースのスマートカードを実行できます。NFC controllerを搭載しているデバイスを、セキュアNFCベースの決済に利用することを想定しているとのことです。

◆電力消費を抑えたハードウェアセンサー

Android 4.4 KitKatでは、ハードウェアセンサーへのアクセスをバッチ処理して消費電力を抑えており、センサーバッチではシステムのスリープ時でもセンサーイベントを取得できるため、低消費電力での長時間使用に最適。

◆歩数計


「Step Detector」「Step Counter」という2つの新しいコンポジットセンサーをサポート。2つのセンサーはユーザーが歩いてる、走っている、階段を上り下りしているなどの情報をトラック。ただし、ハードウェアへの対応が必要なためチップセットベンダーと協力して対応中とのこと。

◆半透明スタイルのUI


検索バーなどが半透明で、バックグラウンドが透けて見えるスタイルのUIを採用。

◆アニメーションフレームワークを追加

アニメーションフレームワークを追加したことで、画面の切り替わりなどがユーザーによりわかりやすくなりました。また、ハイクオリティなアニメーションを採用したアプリケーションの作成も可能になっています。

◆Chromeブラウザが高速化


chromiumベースのWebViewを実装し、HTML5・CSS3およびJavaScriptをサポート、JavascriptエンジンであるV8も高速化されました。開発用にリモートデバッグ機能のサポートも提供されており、Chrome DevToolsを使えば開発マシン上でWebView上のコンテンツを分析できます。

◆スクリーン録画機能

スクリーン録画機能を搭載して、アプリのチュートリアルやゲームプレイなどをMP4ファイル形式で録画できるようになりました。

◆オーディオモニタリングツール


オーディオモニタリングツールを使えば、音楽を可視化することが可能。

◆音楽再生の省エネ化

Digital Signal Processor(DSP)のオーディオトンネリングに対応したことで、音楽再生中のバッテリー使用量が減り、従来よりも再生時間が60時間増加しました。

◆音の大きさを強化する「LoudnessEnhancer」

音声ファイルの声の部分だけ、音の大きさを強化できるLoudnessEnhancerを搭載。

◆グラフィックスの向上

SurfaceFlingerをOpenGL ES 1.0から2.0にアップグレードしたことで、色補正が向上し特殊効果などをサポート。

なお、その他の新機能は以下のようになっています。

・赤外線通信をサポートし、遠隔機器操作に対応(搭載機種のみ)
・Bluetooth HOGPプロファイル・MAPプロファイルをサポート
・メモリ使用分析ツールProcstats
・Wi-Fi TDLSサポート
・セキュリティの強化
・クローズドキャプション・字幕をサポート
・HDR+に対応した写真撮影
・Chromecastをサポート
・MPEG-DASH用のCommon Encryptionをサポート
・HTTPライブストリーミングに対応

・関連記事
Googleの新スマホ「Nexus 5」で新OS「Android 4.4 KitKat」を操作してみたムービー - GIGAZINE

Googleの5インチスマホ「Nexus 5」ついに登場、日本からも購入可能なので買ってみました - GIGAZINE

キットカット公式サイトがAndroid 4.4を意識したデザインになりドロイドくんが登場 - GIGAZINE

「AndroidはiPhoneよりも安全性が高い」とGoogleの会長が発言 - GIGAZINE

ほとんどのAndroid搭載端末にベンチマークテストの不正操作プログラムが発覚 - GIGAZINE

Androidの実行速度を10倍以上に高速化できるアプリ「droidBooster」開発企業をGoogleが買収 - GIGAZINE

100

in ソフトウェア,   メモ, Posted by darkhorse_log