Twitterが音楽クラウドサービス「SoundCloud」を買収か?
TwitterはiTunes Radio・Rdio・Spotifyなどと連動する音楽サービス「Twitter #Music」を2013年4月にスタートしましたが、2014年3月にiOS版アプリの提供を終了しています。しかし、音楽に力を入れたいという考えは変わってないようで、音楽共有サービス「SoundCloud」の買収を検討していることが報じられています。
Twitter Is Considering a Deal to Buy SoundCloud | Re/code
http://recode.net/2014/05/19/twitter-is-considering-a-deal-to-buy-soundcloud/
TwitterとSoundCloudの両社に精通している人物からの情報によると、Twitterは同規模のユーザー数を持つSoundCloudの買収を検討しているとのこと。ベルリン発のSoundCloudは、ユーザーが音楽ファイルをアップロードして共有するクラウドサービスで、2013年10月時点のユーザー数はTwitterと同規模の約2億5000万人。2014年1月に6000万ドル(約60億8800万円)の資金調達を実施、その際に7億ドルという企業評価を受けています。
Twitterは2013年9月にモバイル向け広告会社「MoPub」を3億ドル(約304億円)以上の額で買収。今回の買収話が進むのであればMoPubの買収額を超える取引になると見られており、Twitterとして最高額での買収になると予測されています。
Twitter上でどの音楽サービスがよく共有されているのかを見ていくと、SoundCloudの共有数はSpotifyの約26倍。TwitterとSoundCloudのユーザー数はほぼ同じで、そのユーザー層には広い範囲での重複があると考えられます。このため、TwitterはSoundCloudを買収することで、「Twitter #Music」に続く、音楽を中心としたサービスを展開する狙いがあるとのこと。
A year ago I set up a tool to count tweets containing various music terms. Just remembered about it! pic.twitter.com/e8O3OeEgRm
— Peter Watts (@ptrwtts) 2014, 3月 20
SoundCloudには多くのアーティストや音楽レーベルが楽曲をアップロードしていますが、一方で、著作権を持たないユーザーが楽曲をアップロードしているというケースも多々あり、買収話が進むのであれば、Twitterがどのようにサービスを展開していくのかというところが重要なポイントになってきます。
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