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Appleが音楽検索サービス「Shazam」を買収、Apple Music強化へ


買収検討中という情報があった音楽検索サービス「Shazam」をAppleが買収することを正式に認めました。AppleはShazamを取り込むことで、Apple Musicなどミュージックコンテンツを強化し、先行するSpotifyを追撃する構えです。

Apple confirms Shazam acquisition; Snap and Spotify also expressed interest | TechCrunch
https://techcrunch.com/2017/12/11/apple-shazam-deal/

Apple confirms rumored Shazam acquisition, says it has “exciting plans in store” for Apple Music | 9to5Mac
https://9to5mac.com/2017/12/11/apple-buying-shazam/

「数秒で流れている音楽の曲名がわかる」という触れ込みの音楽検索サービス「Shazam」の買収を、Appleが正式に認めました。9to5Macに対してAppleは、「Shazamと才能あるチームがAppleに加わることに興奮しています。App Storeのローンチ以来、Shazamは常に最も人気のあるアプリの一つにランクインしています。今日では、Shazamは世界中で数億人のユーザーに使われ、マルチプラットフォームで利用されています。音楽配信への情熱と素晴らしい音楽体験を届けるという点で、Apple MusicとShazamには親和性があります。私たちにはストアにおけるエキサイティングなプランがあり、Shazamとの本日の合意が、近く正式に承認されるのを楽しみにしています」と回答し、正式にAppleによるShazam買収の噂を認めました。なお、秘密主義で知られるAppleが買収発表前に、合意に至ったことを認めることは異例と言えます。


AppleによるShazamの買収額についてRecodeは4億ドル(約450億円)程度と予想しており、これは2015年の資金調達ラウンドで出されたShazamの評価額である10億ドル(約1100億円)をはるかに下回っているとのこと。この点についてTechCrunchへAppleによるShazam買収情報を提供した人物は、「Shazamは数年前にストリーミングミュージックに移行するべきだった」と述べ、携帯電話のSMSを利用したサービスを提供していた音楽サービスとしては老舗Shazamの戦略判断の間違いを指摘しています。


Shazamは単に流れる音楽の曲名を検索するサービスにとどまらず、検索した音楽コンテンツへのアクセスパスを提供するのが特長です。さらに、検索できる対象は音楽そのものに限らずビジュアルから音楽を検索することも可能です。AppleはiOS 8でSiriにShazam機能を統合していますが、その後目立った機能の強化は行われていません。Appleが今後、Shazamを自らのサービス群にどう組み込んでいくのか、「ストアにおけるエキサイティングなプラン」とは何かについて現時点では不明。しかしAppleが9to5Macへの回答で触れているとおり、Apple Musicの機能を強化することは確実で、有料会員数で大きくリードされているSpotifyを追撃することになりそうです。

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