牛丼30円値下げ「秋の新米250円セール」をすき家が期間限定で開始、一体どこに勝ち目があるのか?
牛丼チェーンのすき家が、2013年11月15日午前9時から11月20日午前8時までの5日間、牛丼並盛を含む牛丼類を通常価格から30円引きで販売する「秋の新米250円セール」を開催することが判明しました。
秋の新米250円セール 11月15日(金)朝9:00より開始 | すき家
http://www.sukiya.jp/news/2013/11/20131107.html
「秋の新米250円セール」開催中は、牛丼ミニ200円・並盛250円・中盛350円・大盛350円・特盛450円・メガ580円で提供。
牛丼ライト・牛皿・牛皿定食は値引き対象外で、一部店舗では「秋の新米250円セール」を実施していないとのことです。
なお、牛丼一杯の原価は「牛丼一杯にかかるおおよその食材コストは牛肉80g=80円、玉ねぎ10~20g=5.4円、タレ30g=30円、ご飯250g=40円程度」「お茶・紅ショウガ・紙ナプキンなどの諸経費20円」となり、大体原価は175.4円、さらにもろもろの人件費などを加えた結果、牛丼1杯での利益は最終的に10円以下になるため、牛丼だけではなくサイドメニューとして何か注文されないと割に合わない状態が続いており、事実、牛丼大手3店の出店ペースが2013年度は4割減となって大量出店に急ブレーキがかかり、松屋の社長によると「牛丼並盛りの価格は280円で各社そろい価格競争は限界まできている」とのことなので、今回のすき家のキャンペーンは余所が弱っているこの隙に、まさに「肉を切らせて骨を断つ」レベルへかなり突入していると考えられます。
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