クリエイターなどが集まる会員制交流サロン「ナレッジサロン」のデザインが海外のやたらクリエイティブなオフィスっぽい感じに
「働くクリエイティブさを引き出すGoogleの新オフィス風景いろいろまとめ 」であるとか「殺風景なオフィスと全然違う個性的でクールなデザインのオフィスいろいろ」にインスピレーションを得るだけでなく、本当にそのまんま作って再現してしまったような感じのある会員制交流サロンが「ナレッジサロン」です。「企業人、研究者、クリエイターらが集まる会員制サロン。ここでの出会いにと交流により新しい価値を誘発することで、新たなプロジェクトが生まれていきます」ということで、グランフロント大阪のナレッジキャピタル内で1500平方メートルもの空間を使っているわけですが、ここまで潔くそれっぽい雰囲気を再現しているのはある意味秀逸、一見の価値ありとなっています。
ナレッジサロン- KNOWLEDGE CAPITAL|ナレッジキャピタル
http://kc-i.jp/facilities/salon/
ナレッジサロンの受付入り口はここ
コラボオフィスの受付も兼ねており、ここから案内してくれるそうです
コラボオフィスなどのあるフロアから降りてくると見えてくるのが少し床の上がったこのエリア
ここで講演するのもアリ、とのこと
なんというか、イスだらけ
ど真ん中にあるのはカフェラウンジ
カフェラウンジでカフェを注文してから……
こっちに持ってきてくつろぎつつ、会員との交流を楽しむ……というコンセプト
クリエイティブな感じを極めようとすると必ず通る道
こんなスペースも。
全体的にイス・机がこれでもかと並んでいます
逆サイド
これは何かというとプレゼンテーションスペース
適度な区切りのある感じがコラボってる雰囲気を醸し出すはず
あえてこういう配置にすることで出会いの場を増やすわけですね
もうちょっと大きなテーブルもあり、上座とか下座のできない円テーブルを使っている部分に配慮を感じます
ガラス張りのプロジェクトルーム
ブレーンストーミングや企画会議を行える会議スペースとなっています
窓から見える風景
イスはこういうタイプ
もう少し小規模なプロジェクトルーム、屋外に面しています
逆に内側の吹き抜けに面しているパターンのプロジェクトルーム
外から見るとこうなっており、ホワイトボードも完備
吹き抜けの空間をバックに会議をすればきっといいアイディアが出る……のかもしれず
これはワークスペース
実際に座って使うとこんな感じ
ここに仕事をする人が勢揃いすると圧巻かも
こっちもワークスペース、見知らぬ人同士が自然に隣り合うイメージ
小さなパーティーションで区切られているワークスペース
某ファーストフード店がこんな感じの席になっていたような気がしますが気のせいです
実際に人が行き交っている様を見ていると、シムシティシリーズかザ・タワーを彷彿とさせます
もっと集中したい場合はココ
電源や無線LANも完備
これは下駄箱ではなく、ライブラリー
世界から集めたデザインやアートなどの本をくつろぎながら閲覧でき、ブックカフェとしても利用可能
中庭に面した超絶クール空間
なんというか、一個の作品として完成されている感じがしており、ここに座るのはかなりの覚悟が必要
まるでアート作品のたたずまい
実際に稼働したらおそらく想定通りには機能しないであろうという感じがしますが、そういうのを見越してあちこち動かしまくれる感じになっている模様
どっしりと座らせるよりも、むしろこうやって軽く座れる方が移動しやすくなり、交流を活発化させるレイアウトとしては適切なはず
このような隠れスペースも。
個人・法人のいずれでも正会員になることは可能で、利用料金は個人の場合で月額税込9450円か年額10万5000円、法人は年額10万5000円のみ、さらに個人を対象としたチケット制の準会員があり、5回利用で税込1万500円となっています。また、会費とは別に登録手数料として正会員は税込1万500円、準会員は税込1050円が必要となっています。
というわけで、「ボク・ワタシの考えた最強クリエイティブ空間」みたいなものをマジで現出させ、ここまでぎゅーぎゅーに詰め込んだその執念には恐れ入るばかり。むしろこれだけの金を払って会員になって出向いたものの、ぼっちになったら目も当てられない大惨事になることは確実。だからこそそういうリスクを乗り越え、金銭的な壁をもクリアできた選ばれし者のみがこのようなオフラインサロンを利用できるわけで、一種の「ペイウォール」だと考えれば、これはこれである意味、ノイズを除去したサロンが形成されそうです。
なお、配付された資料によると現時点で既に会員数が700名に到達しており、かなりの規模になっています。
・つづき
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