粒入りコーンスープ缶の粒を残さずに飲める上手な飲み方を本当に流体解析するとこうなる
By akibubblet
「粒入りコーンスープの飲み口の下を少しつぶしておくと粒を残さず飲める、と流体力学の先生が言ってた」ということで、よくある粒入りのコーンスープ缶を飲む際に最後に残るあのつぶつぶを簡単に飲みやすくする方法がTwitter上で爆発的に広まり、リツイート数が現時点で1万1000突破済みなわけですが、「確かに飲みやすくなるが実際にはどういう理屈なのか?」というのをムービーでわかりやすく解説したものが登場しました。
コーンポタージュのコーンを上手く食べる方法を流体解析してみた - 器用貧乏の裕福な生活
http://masup.hatenablog.com/entry/2012/12/16/011623
コーンポタージュのコーンを上手く食べる方法を流体解析してみた.mp4 - YouTube
「コーンポタージュ缶のコーンをうまく食べる方法を流体シミュレーションしてみた」
「普通に飲んだ場合」
底の方に沈殿しているのがコーンの粒
どばー
出口近辺で流れずにたまりはじめました
つまりすぎ
「28粒中9粒残った」
「凹ませた場合」
どばどばー
「28粒中2粒残った」
というわけで、とりあえず「凹ませた方が出やすい」というのは確定
そしていよいよ「なぜ出やすいのか?」という「考察」へ突入
「凹みなし・真横から(速度表示)」
速度表示は赤い箇所が流れが速く、青い箇所は流れが遅い、というもの。
どば~っと出ている先端の速度が速いのはともかく、注目すべきは中のコーンの速度
さほど速度が上がらず、こんな感じで停滞
「凹みあり・真横から(速度表示)」
大きく凹んでます
そしてその凹み上部の部分で速度が確かに上がっていることを確認
しかもそれだけではなく、出る部分でも速度が上昇
「凹みがあることで、流れの速いポタージュ表面をほとんどのコーンが通過するようになり飲み口に引っかからず出やすくなる。また、飲み口下方に渦ができ、引っかかろうとするコーンを押し下げ、出やすくなっている」
「気がする…」
というわけで、「粒入りコーンスープの飲み口の下を少しつぶしておくと粒を残さず飲める」というのはそれなりの根拠がやはりある、というわけです。
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