ソフトバンクモバイルが本日からプラチナバンド提供開始
2012年5月に行われたソフトバンクモバイル2012年夏モデル新機種発表会で出てきた新機種がすべてプラチナバンド対応だったように、ソフトバンクにとってプラチナバンドを得てその恩恵を顧客に届けることは念願でした。そのプラチナバンドが本日7月25日から提供開始となりました。
しかし、将来的に人口カバー率99.9%を目指しているはずなのに、イメージ図がまったく状況にそぐわず、話題を呼んでいます。
プラチナバンド 特設サイト | ソフトバンクモバイル
http://mb.softbank.jp/mb/special/platinum_bands/
プラチナバンド(900MHz)によって、これまでの2.1GHzよりもエリアが広がります。
また、建物などに反射してしまう2.1GHzに対して、プラチナバンドだと建物を回り込んで届きます。
これによって、従来よりもソフトバンクモバイルの通信が繋がりやすくなる、というのが期待される効果。
そのプラチナバンドが今後どのように広がっていくのか、というのは下記サイトで示されています。
プラチナバンドの広がり:プラチナバンド 特設サイト | ソフトバンクモバイル
現状はこんな感じ、薄い色の2.1GHzのみが描かれています。
そこにだんだんとプラチナバンドが広がっていくのですが……
最後まで行っても、首都圏や名古屋都市圏、大阪都市圏は現状のままとなっています。あくまで「エリアはイメージです」とはいえ、これだと地方は改善するものの、他は何も変わらないような……。
なお、プラチナバンドは今後順次エリアを拡大して、2016年度中に人口カバー率99.9%を予定しているとのこと。
追記:
上記の図だとプラチナバンド(900MHz)完成イメージに首都圏が含まれていない、わかりづらい……ということでネタになっていますが、実際には首都圏などは「7月25日以降9月末まで順次拡大予定」というエリアに含まれています。
「SoftBank 3G プラチナバンド対応エリア」で、地図上に表示される「プラチナバンドのみ表示」ボタンを押すとサービス対応予定エリアを見ることが可能です。
エリアマップ | ソフトバンクモバイル
「このエリアのお知らせ」ボタンを押すと、現在の基地局の状況がわかります。現在のところ、東京中心部でもプラチナバンド基地局はステータスが「計画中」となっているところばかりで、「開局」どころか「工事中」すら見つけることができませんでした。
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