取材

「CDMA2000版iPhone 4」や「HTC EVO 4G」などはauで使えるようになるのか、KDDIに聞いてみた


国内最大手のNTTドコモや第3位のソフトバンクモバイル、そして第5位のイー・モバイルなどがこぞって第3世代携帯電話として「W-CDMA」方式を採用する中、1社だけ「CDMA2000」方式を採用していることから、話題のiPhoneをはじめとしたW-CDMA方式対応の海外製スマートフォン獲得競争の蚊帳の外となっている国内第2位のKDDI(au)。

また、KDDIのCDMA2000サービスは第2世代携帯電話サービスとの互換性を維持するために、使用している800MHz帯の上下の帯域が海外と逆転しているため、海外でリリースされているモトローラの「Droid」をはじめとしたCDMA2000対応のハイスペックなスマートフォンや、年内に登場するとウワサされているCDMA2000版のiPhone 4をauでは利用できない……という声を聞くことがあります。

では本当に今後もauで海外製のスマートフォンを利用することはできないのでしょうか。その他のスマートフォンに関する取り組みを含めて、KDDIに電話で問い合わせてみました。


なお、上記画像はiPhoneキラーの呼び声高い、WiMAXもサポートしたCDMA2000対応スマートフォン「HTC EVO 4G」です。

KDDIの広報部に問い合わせた内容と、その回答は以下から。
GIGAZINE:
そもそもKDDIが採用している800MHz帯は本当に上下の帯域が逆転しているのでしょうか?

KDDI:
われわれはあくまでも総務省から割り当てられた周波数帯域に基づいて周波数の割り当て行っているので、「逆転している」という言い方は適当ではないかもしれませんが、旧800MHz帯におきましては、放送波との干渉を避けるために国際標準と比較して上り下りが入れ替わった周波数を採用しています。

しかし現在整備を進めている新800MHz帯につきましては、上り下りの帯域は国際標準型に準じたものとなっています。

GIGAZINE:
仮に海外で販売されているCDMA2000に対応した携帯電話を日本に持ち込んだ場合、そのままパケット通信や通話などのサービスを利用できるかどうかは別として、KDDIが提供するCDMA2000のネットワークに対応できるということなのでしょうか。

KDDI:
国際標準型に準じた周波数に対応している携帯電話であれば、理論上は可能であると考えられます。

GIGAZINE:
旧800MHz帯と比較して、新800MHz帯の整備はどれだけ進んでいるのでしょうか。例えば新800MHz帯のみに対応した機種でも、問題無く利用できますか?

KDDI:
事実関係から申し上げますと、最新モデルではすべてが旧800MHz帯、新800MHz帯、2GHz帯のトライバンドに対応しており、800MHz帯に関しては新旧を併用する形となっています。ですので、新800MHz帯への移行を終えた後に新800MHz帯と2GHz帯のみをサポートした端末が発売される可能性はあるかもしれません。

また、旧800MHz帯のみをサポートした端末については現在、機種変更をお願いしているところです。

GIGAZINE:
海外ではCDMA2000に対応したモトローラの「Droid」や、CDMA2000とWiMAXに対応したHTCの「HTC EVO 4G」といったスマートフォンが続々と発売されており、さらにはCDMA2000版iPhone 4のウワサまで流れていますが、かつて発売したHTC製スマートフォン「E30HT」のように、今後海外のスマートフォンを国内で発売する予定はあるのでしょうか。

KDDI:
海外で生産された端末を日本で使えるようにする予定についてですが、SIMロックのガイドライン策定もこれからの話ですし、今のところ表立って言えることはありません。今後の話につきましても、現時点では何も言えませんね。

GIGAZINE:
3月に行われたスマートフォン「IS01」と「IS02」の発表会において、秋以降に「ISシリーズ」の最新モデルとして、日本の携帯電話ユーザーに向けたスマートフォンを投入するとしていましたが、これは国内メーカーが開発した国内ユーザー向けのスマートフォンがリリースされるということなのでしょうか。

KDDI:
弊社は「スマートフォンへの取り組みが遅い」といったお叱りをいただいておりますけれども、詳細について申し上げるのは難しいですが、「FeliCa」のような日本で展開されている機能に対応できるようにISシリーズを進化させて、音声端末からでも乗り換えられるようなブラッシュアップを施したスマートフォンをリリースしたいと考えております。

KDDIが秋以降に発売を予定しているAndroidスマートフォン第2弾のコンセプト。ワンセグやFeliCaといったサービスや音声端末の使いやすさ、そしてスマートフォンのオープンで自由なサービスを兼ね備えたものになるとされています。


つまり、現在は国際標準に沿った新800MHz帯の整備が全国で行われているため、海外で販売されているCDMA2000対応スマートフォンをKDDIのネットワークで利用することは理論的には可能であるということになり、auで海外製スマートフォンを利用できるようになるかどうかは、KDDIの取り組み次第ということになります。

「国内ユーザーのことを考えたスマートフォンを開発する」という意気込みは非常に魅力的ですが、3000万人を超えるユーザーを抱えるKDDIだけに、中には海外製スマートフォンを使ってみたいと切望するユーザーもいるはず。そんなユーザーの願いをかなえるためにも、KDDIには是非ともスマートフォンに対して前向きに取り組んでもらいたいものです。

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in 取材,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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