イチロー選手がトレードでニューヨーク・ヤンキースへ移籍
By OlympianX
メジャーリーグのシアトル・マリナーズで活躍するイチロー選手が、若手投手2名+金銭とのトレードによってニューヨーク・ヤンキースに移籍することが発表されました。イチロー選手はメジャー移籍以来、11年にわたってマリナーズ一筋でプレーしてきており、これがメジャーで初の移籍となります。
Twitter / JackCurryYES: The Yankees have acquired Ichiro Suzuki for RHPs DJ Mitchell and Danny Fahrquar
The Yankees have acquired Ichiro Suzuki for RHPs DJ Mitchell and Danny Fahrquar, a source said. Yanks also get undisclosed cash in deal.
— Jack Curryさん (@JackCurryYES) 7月 23, 2012
イチロー、ヤンキースへ…2投手と交換トレード : 大リーグ : スポーツ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
イチロー選手は愛工大名電高校で活躍して1991年のドラフトでオリックス・ブルーウェーブに入団。仰木監督にその素質を認められて、登録名を「イチロー」に変更した1994年から大ブレイクし当時のシーズン最多安打となる210安打を記録しました。以後、2000年まで連続で首位打者を獲得、2000年のシーズンオフにメジャーリーグへの挑戦を決めて、シアトル・マリナーズへ移籍しました。
移籍当初から活躍するだろうと考えた人はそう多くありませんでしたが、その思いをいい方向に裏切って、新人最多安打記録を更新。新人王のほかMVP、首位打者、盗塁王などを受賞して、一躍メジャーでも名を轟かせました。
2004年シーズンにはメジャーリーグ記録となるシーズン262安打を記録するなど活躍を続けましたが、マリナーズはチームとしてはあまり強くなく、日本のスポーツニュースではイチローの安打が報じられると同時に「なお、マリナーズは試合に敗れました」と付け加えられるのが常でした。
1994年以来、メジャー移籍を挟んでも打率3割以上をキープし続けてきたイチローですが、2011年シーズンは2割7分2厘、安打もメジャー移籍後始めてシーズン200安打に届かない184安打に終わり、今季も打率は2割6分1厘と伸びず、マリナーズも成績が低迷していました。
イチローのトレード相手はヤンキースのD.J.ミッチェル投手とダニー・ファーカー投手。いずれも1987年生まれの25歳と若い選手で、マリナーズ側はイチローを放出し、金銭を支払う形となります。
ミッチェル投手
ファーカー投手。2011年、トロント・ブルージェイズに所属していたときの写真。
2012/07/24 9:14追記
MLB公式サイトでも発表されました。ヤンキースは現地時間月曜夜にマリナーズとの試合を控えており、イチローはさっそく8番レフトで出場予定だとのこと(※実際は8番ライトでの出場でした)。ヤンキースの外野手の一翼を担っていたブレット・ガードナーがひじの手術を受けることになっており、今季はベテランのラウル・イバニェスとアンドリュー・ジョーンズを併用していましたが、ここの穴を埋める存在としてイチローに白羽の矢が立ったというわけ。
Yankees acquire Ichiro from Mariners for two prospects | MLB.com: News
2012/07/24 9:29追記
移籍が決まったイチロー選手のコメントはこちら。
イチロー「自分がいるべきではないと」 - MLBニュース : nikkansports.com
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