Googleの自動運転車ほぼ完成、最初のドライバーを乗せて手ぶら走行中のムービー公開
すでにある程度の自動車には、人間が操作しなくても一定速度や一定車間距離で走行するオートクルーズ機能が搭載されており、将来的には完全自動運転で運転手不要の自動車を目指しての取り組みが行われていますが、まずはGoogleが「自動運転車」をほぼ完成させました。さっそく、最初のドライバーを乗せて町を走るムービーが公開されています。
Self-Driving Car Test: Steve Mahan - YouTube
こちらがGoogle自動運転者の最初のドライバー、スティーブ・マハンさん。視覚障害があるため、普通のクルマを運転することはできません。
自動運転プリウスに乗り込みました
マハンさんが運転席に座り「行こうか」と声をかけるとクルマが反応し、動き始めました。
見たとおり、マハンさんはいっさいステアリングに手をかけていません。また、足もアクセルは一切踏んでいません。
屋根の上ではまるでストリートビューカーのようにくるくると装置が回転しています。レーダーで周囲の安全確認をしているようです。
「一時停止の標識だ」とマハンさん。
車もこれを自動で認識して一時停止し、安全確認してから走り出します。
ここでちょっと寄り道
ドライブスルーへ
無事買い物完了
併走する撮影車両に手を振るマハンさん
今度は駐車場へ
クリーニング店に寄りました
先ほど購入したタコスをかじりながら帰宅
「今まで自由にあちこち行くことができなかったけれど、自動運転のおかげで行きたい場所、行かなければいけないところへ行けるようになる。私に“独立”と“順応性”を与えてくれる」とマハンさんは感想を語りました。
Googleの「o」が車になったロゴ
Googleの自動運転車は2011年には事故も起こしましたが、これは自動運転がオフだったときのもの。今回、現地警察などの協力も得て、自動運転で町中を走れることもわかり、実用可能なレベルに達していることを証明しました。完全に自動運転とはいかないまでも、半自動運転が当たり前になるのはそう未来のことではなさそうです。
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