「平家パイ」と「源氏パイ」で現代の源平合戦として食べ比べをしてみた
2月15日のヘッドラインニュースで取り上げた三立製菓の「平家パイ」(参考価格258円)をスーパーで見つけたので、買ってきました。この「平家パイ」を作っているのは、ハート型のパイである「源氏パイ」を作っている三立製菓。パクリ商品ではなく、自社の姉妹製品です。お菓子界では「きのこの山」と「たけのこの里」による「きのこたけのこ戦争」がネタを交えて盛り上がっていますが、この商品はストレートに「源平合戦」になっているというわけです。
パッケージはこんな感じ、お菓子売場でブルボンのルマンドと一緒に目立ちそうな紫色。
源氏パイと並べてみました。パッケージは若干、平家パイの方が大きめ。
側面には、平家パイの名前の由来が記載してあります。お菓子の形を「源氏の放った矢を受ける平らな盾」と見立てているとのこと。レーズンは矢を何本も受けたあとをイメージしているそうです。
裏面には「2つに割れて食べやすい」と書かれていますが、盾が割れるのはまずいのでは……。
原材料など。
1枚あたりのエネルギーは76kcal。
全部で9枚入っています。2人で食べる場合、最後の1枚を争って合戦が起きるかも知れません。
源氏パイは1袋につき2枚入っていますが、平家パイは1袋につき1枚です。
表面のテカテカしたザラメが袋にくっつくので、取り出しの際は注意が必要。
レーズンは1つのパイにつき、6~9個程度乗っています。
パイの裏側です。真ん中にミシン目の切れ込み線があり、この線に沿って手で二つに割ることができます。手で割るとボロボロになるかも……と心配したのですが、表面の生地はしっとりとしており、またザラメによって固められているので砕けて散ること無く綺麗に割ることができます。
一口で食べるにはちょっと大きいので、こうやって割った方が食べやすいですが、レーズンはうまく分かれてくれませんでした。
中身です。生地が何層にも重ねられています。
源氏パイと一緒に食べてみました。平家パイは全体的にしっとりとしています。全体的にサクサクとした源氏パイが好きな人にとっては、もっさりと感じられるかも知れません。また、レーズンの風味はほのかに感じられる程度ですので、レーズンの好きな人は粒をいくつかまとめて一気に口に入れてしまうことをオススメします。総評としては、味、食感ともに源氏パイほどインパクトが無く、ちょっと残念な感じ。
「きのこたけのこ戦争」のような争いが起きるのは、どちらも負けず劣らず熱心なファンを獲得しているからこそ。平家パイも源氏パイに肩を並べる程の支持を得られなければ、史実通り平家が負けることになりそうです。むしろ、源平合戦は平家が負けているので、なぜに源氏と平家を揃えてしまったのか……。
ちなみに「どこかで見たことあるぞ」という人はお菓子好きなのではないでしょうか。三立製菓に問い合わせてみたところ、この平家パイは以前発売していた「レーズンパイ」を今年のNHKの大河ドラマの名前にあやかって変更したとのことです。パッケージの色使いもよく似ています。
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