取材

完全にコンビニ撃破を目指したスーパー「foodium堂島」の店内がすごい


コンビニとスーパーのいいとこどりを目指したダイエーの都市型食品スーパー「foodium」ですが、3年半ぶりに関西に進出した「foodium堂島」は店舗の実に3分の1以上が手軽にさくっと食べられる系の「中食カテゴリー」となっており、合計約300品目あるデリカ売場を中心に圧倒的な品揃えとなっています。

これが入り口すぐのところにあるデリカ売り場


サクサクチキン南蛮弁当


照焼きチキンの彩り弁当


豚玉


紅鮭のおにぎり


たらこや明太子もあり


これはセレクトボックスというもので、ご飯類200円+おかず類280円で好きなように組み合わせられるというもの


5種類のごはんと5種類のおかずを組み合わせる、というわけ


おかずいろいろ


紅鮭ごはん・三種のきのこご飯などなど


フルーツもいっぱいでちゃんと食べやすくなってます


生ゼリーがいっぱい


サラダ系のお総菜も種類が豊富


割と適量の多すぎず少なすぎずという感じで、なおかつ見た目も割といい感じ


プチ丼というものも。


これはプチ弁当シリーズのひとつです


本当に小さい、でもこれで十分ということもある


小さいからと言って手を抜いていないというのはじろじろと見ればわかります


それがこのようにずらずらと並んでいるわけです。撮影していると近くのビルで働いているビジネスマンやOLが続々とやってきて「オレもう明日からはここだけでいいわ……」というような会話が。


おそらく普通のスーパーであればコレがノーマルのお総菜売り場、よくある感じですね


ジャージャー麺


たこ焼き


豚ぺい


これはまだほんの一部、入り口に過ぎません。というか、入り口から入ってすぐがここまでの部分。これだけなら何もすごくありません、すごいのはここから。


寿司


レンジでチンする各種麺類


総菜パン


コンビニは定価販売ですが、価格はスーパーレベルで、1本147円ではなく118円、安い。


スイーツも充実、コンビニによくあるオリジナル企画に対抗し、地元大阪で人気のこだわりスイーツを中心に各種取りそろえています


こんなものも発見


パック系飲み物もずらーり


豆乳系でこの大きなパックがあるのが地味にナイス、普通のコンビニではコレがない


100%を超えたタカナシの130%ジュース発見。そう、このあたりからわかってくるのですが、品揃えも単に売れ筋だけでなく、ちょっと面白いセンスで選んであります。


山崎製パン「ランチパック」シリーズを、ご当地味商品を含め約25品目を展開、多すぎ。見たことのないランチパックを多数発見。


プチシリーズも棚に山盛り、これはすごい


玄米ブランも。


ベビーチーズ系ですらこの有様で、なんだか「わさび」とかいうチーズも。


既製品ばかりでなく、手作りのおはぎも。


さつまいもおはぎ、うまそう


で、値段が安いのでよく見てみると、イオンが自ら企画・開発したプライベートブランド「トップバリュ」が……。


こっちも。


これも。


しかもよく見ると真上にはエースコック、真下にはよく似たデザインのトップバリュ。薬局で確かにこういう光景はありますが、ここも同じ。なぜダイエーなのにイオンのトップバリュがあるのかというと、今のダイエーの主要株主がイオンであり、再生のために連携しているため。


かいわれ大根系も異様な充実


花畑牧場コーナー


海外直輸入のドリトスとべっちゃりつけるディップソース


お弁当箱もあるので、要するにこれを買って、ここのお総菜を詰めろ、と。


付近がオフィスなので、こういう文房具類もこまめに。


オフィス&繁華街の女性客もターゲットにしているので、入浴剤は異様な充実度


各種生理用品も。


というか、これはコンドームコーナー。よく見るとローションまで。


一体どういう……。


お手入れ用品各種いっぱい


メンズインナーコーナーも。


黒いネクタイがあるところが実に気配りが行き届いており、急なときにも安心かと。


レディス向け


隣にはめちゃくちゃ無数にある美脚グッズが。


100円均一のおやつ


オリーブオイルもいっぱい。オフィス帰りのOL狙いか?


このパスタの充実っぷりから考えても、オフィス帰り狙いは確実。実に戦略的。


ちょっと値の張る素材も。確かにパスタは手軽なのですが、あっという間に各種ソースを制覇してしまうので、こういうのにも興味が無いわけでは無いのですが……う、ダイエーの術中にはまりそうになっているではないか!


ああそうそう、こういうソースがあれば……


キャンベルの缶スープが山のようにあって実にステキ


驚愕の食べるラー油コーナー、いい、実にいい。


マヨネーズやケチャップなども小分けがメイン、確かにこの方が単身だと便利。


お米コーナーはずばりと割り切っており、無洗米オンリー。この潔さが秀逸。


ミネラルウォーターも種類が多いというか、多すぎ。水道水があっても気付かないレベル。


おつまみ系


お刺身も。


ダイエーいわく「飲食店を中心に、夜遅くまで営業している店舗の業務需要にお応えするため」にこういう珍味系も取りそろえています


朝の8時からこの行列。開店1日目とはいえ、別にセールをしているわけでもないのにこの出だしはすごい。広報の方も「ぶっちゃけ、誰も並ばないし来ないんじゃないかと心配したのですが、まったくの杞憂でした!」とのこと。


こんなに来ると思わなかったのでレジが間に合わない


で、店内にはイートインコーナーがあるため、電子レンジやポットも大量にあります。


これがイートインコーナー、買ってすぐにここで食べられるわけです


コンセントがあるのはうれしい


ここでノートPCを開いたり、スマートフォンや携帯電話を充電したり、なんでもできる予感


手が汚れても大丈夫、洗面台付き


これはなにげにうれしい


並びすぎ


最後尾発見


とか言っている間もレジはすごいことに。


「コンビニを意識しています」とのことなので、レジではおでんや中華まんも買えるようになる予定。


コーヒーやスープもレジで注文可能


隙間も活用


海外系のチョコレートやクッキーなどもどっさり


アルコール系


ペットフードや文房具系などなど


健康食品や化粧品などなど


入り口には花がいっぱい


もうなんというか、すごい。正直、店内は広くなく、普通のスーパーよりははるかに小さいものの、コンビニよりは広いという絶妙な大きさ。その中に所狭しと、主に単身者やビジネスマン・OLなどが好みそうなもの、つまり「デラックスなコンビニ」みたいな、「コンビニみたいなスーパー」というような、そういう立ち位置です。


入り口すぐにコピー機があるあたり、コンビニっぽい


さらに近くにはATM


串カツソース、壺入り


粉もんグッズ


スティックコーヒー系は約40品目取り揃え。これはすごい、欲しい、是非とも欲しい。


伊右衛門茶もいっぱい


紅茶もいっぱい、来客時に便利


まさかの柿の種コーナー


上から下まで柿の種


肉まんも安いものから高いものまで、1個ずつ


カップ系


そう、塩辛はこれぐらいの分量で十分


冷凍ライスバーガー


ひとくち系


雑誌もいっぱい。「週刊誌・女性誌・ビジネス誌を中心に、約100種類の雑誌を取り揃えます」とのこと。


各種スープ


サンドイッチとか


紙パック系


おみやげくだもの


お酒コーナー


ビール


ワインも充実、ワイングラスがあるのがうれしい


聞いてみたところ、レジでは「ICOCA」や「PiTaPa」といった交通系電子マネーをはじめ、「WAON」「Edy」に対応したシステムを導入し、複数の電子マネーでの決済に対応。携帯電話の主要各社(NTTドコモ・au・ソフトバンクなど)の利用料金もレジで支払い可能。で、24時間365日オープン。商品だけではなくサービス面でもコンビニエンスストアの機能を備えており、まさに死角なし。ダイエー復活ののろしといっても過言ではないかも。

ところで、これが完全にターゲットにされた最寄りのローソン。写真左の奥にあるのが今回行ったfoodium堂島。目と鼻の先です。


店内に誰もいな……

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in 取材,   , Posted by darkhorse

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