チャイニーズレストランのチャーハンの「チキン」と「リアルチキン」の差とは一体何なのか?
海外のチャイニーズレストランのメニューには不思議なことに2種類の「チキン」が載っており、そこには「Chicken」と「Real Chicken」という文字が。「チキン」と「リアルチキン」、この両者の間には値段に差があり、もちろん「リアルチキン」の方が値段が高くなっています。では「チキン」には何が入っているのか?そもそもそんなことをしていいのか?というか、「リアルチキン」の方が実はリアルではない何かなのか?
というわけで、謎に包まれていたそのメニューの正体を調べてみました。詳細は以下から。Chinese Restaurant Chicken - CollegeHumor Picture
「FRIED RICE(チャーハン)」の種類が書き連ねられた部分なのですが、よく見ると「Chicken(鶏肉)」のほかに「Real Chicken(本物の鶏肉)」というメニューが……。チキンは3.70ドル(約315円)、リアルチキンは6.75ドル(約576円)ということでかなり差があります。
インターネットで調べてみるとどうやらこの画像自体は2007年頃から存在していたらしく、さらに調べてみると、チャイニーズレストランではこのような「チキンブイヨン」を使っただけのものが「Chicken」、実際に鶏肉も入れたものが「Real Chicken」となっており、その関係は言うならば、永谷園の「まつたけ」が入っていない「松茸の味 お吸いもの」と実際に松茸が入っている手作りお吸い物の差のようなものです。
言われてみると確かに通常の袋麺である「チキンラーメン」に鶏肉の塊がごろっと入っているわけもないので、妥当と言えば妥当。
つまり、この画像が実在するレストランで、なおかつチャイニーズレストランのものなのであれば、特に不思議と言う事はなく、この値段設定も高いか安いかは置いておくとして、価格差を付ける事そのものにはちゃんと理由があった、ということのようです。
なお、「本当にチキンを使っているのか?」と長年疑われていたものの代表として「ケンタッキーフライドチキン」があります。
例えばこんな感じです。
Is it chicken at all?
KFCが人工培養しているというチキンの想像図
もちろんこのようなコストのかかる事をしているわけもなく、下記ページでは詳細にこれらの都市伝説を否定しています。
snopes.com: KFC Mutant Chickens
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