自分の家が大地震にあった場合の被害などをチェックできる「あなたの街の地震危険度MAP」
1995年1月17日5時46分に「阪神・淡路大震災」が発生して今日で16年が経ちましたが、日本は地震が起きやすい国である以上、日ごろの備えは欠かせません。
しかし仮に自分の住んでいる地域で大きな地震が起きたとしても、いったいどれだけの被害になって、どれだけ注意すればいいのかが分からない……という人が多いことも事実。そんな心配を解消する手助けとなる「あなたの街の地震危険度MAP」を、都市地震工学に関する研究を行う東京工業大学の翠川研究室が公開しています。
必ずしも予測通りの結果となるわけではないとはいえ、地震に備えるためにも、一度チェックしてみるといいかもしれません。
これが「あなたの街の地震危険度MAP」です。
TITECH EQRisk Map
対象地域は東京23区と川崎市、横浜市を中心としたエリア。なお、地震の被害は地震の発生場所や地域の状況、建物の種類により異なるとのこと。
首都圏で発生するおそれのある大地震はいくつかあるとされていますが、今回はマグニチュード7.3の地震が東京湾北部で発生した場合を想定しています。
建物の被害について。揺れの大きさだけでなく、建物の耐震性が低いと被害は大きくなるそうです。
一般的にマグニチュードが大きいほど、そして震源に近いほど揺れが大きくなることが知られていますが、地盤の固さによっても揺れは左右されます。
建物の耐震性について。建築基準法が改正された1982年(昭和57年)以降に建てられたものは耐震性がより高くなっています。
さっそく地震危険度をチェックすることに。
まずは住んでいる住宅の種類を選びます。今回は建築基準法が改正される前の古い木造住宅を選択。
そして住所または郵便番号を入力。ちなみにこの郵便番号はJR川崎駅近辺のものです。
地図上に赤いマークが表示されています。
震度マップはこんな感じ。川崎駅近辺は震度6弱、そして多摩川よりも東側の大半が震度6強という結果に。なお、あくまでマグニチュード7.3の地震が東京湾北部で発生した場合を想定しており、震源地の場所やマグニチュードによって震度は異なるので注意が必要です。
震度と揺れの関係。
チェックした場所の震度は5.9(6弱)となりました。
建物被害の区分。家が倒れて人命が危険となる「倒壊」と立て直しが必要になる「全壊」、そして修理が必要となる「半壊」の3つがあります。
住んでいる建物が被害を受ける危険性が倒壊、全壊、半壊ごとに表示されるとのこと。
被害を受ける可能性。1982年以前に建てられた古い木造住宅の場合、倒壊する可能性は「小」であるものの、全壊する危険性は「大」であるとのこと。
街の被害マップはこんな感じ。このようなことが起きないでもらうことを願うばかりです……。
住んでいる家を耐震補強した場合のシミュレーション。倒壊を免れ、半壊にとどまる可能性が高まるようです。
これで「あなたの街の地震危険度MAP」は終了。実際に地震が起きたわけではないとはいえ、なかなか考えさせられる結果でした。
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in Posted by darkhorse_log
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