クレバリーが2011年版「不幸箱」のネット通販を見送り、店頭販売も未定

秋葉原のパソコンショップ「クレバリー」が毎年恒例となっている「不幸箱」の2011年版のネット販売を見送ることが明らかになりました。

「ジャンクMP3プレーヤーが3台入っていた」「光学ドライブのベゼル部分や10本以上のケーブル類が入っていた」といった報告が毎年寄せられ、一般的な福袋とは異なり、「1年の不幸を元日に先払いする」というジョークグッズ的なニュアンスを含むアイテムとして知られていましたが、ネット販売だけでなく、店頭販売が行われるかどうかも未定であるそうです。

ちなみに上記写真は今年1月に秋葉原でうち捨てられていた2010年版不幸箱「不況箱」です。

詳細は以下から。
GIGAZINE編集部でクレバリーの広報担当に2011年版「不幸箱」の発売について問い合わせたところ、「2011年年始の不幸箱は、通信販売での販売は諸般の事情にて予定しておりません」という回答が返ってきました。また、店舗での販売についても「未定」としており、「現在検討中」とのこと。

なお、不幸箱の発売見送りの理由については「諸般の事情」とされていますが、今年1月に「不況箱」を販売する際に、クレバリージャンク品だけでなく、以下のような「当たりの商品がある」と告知していたため、あくまで「不幸箱」のシリーズであることを忘れて過大な期待を抱いて購入したユーザーが憤りを感じた結果、「価格.com」でのショップ評価を急落させられるという事態にまで発展したことが背景にあると考えられます。

「不況箱」の実際の中身。アンパンマンや冬のソナタ入りmicroSDカード、ペンタブレット対応ソフト、Windows95/98/Meに対応したゲームといった、実用性が無い上に、そもそもPCパーツでもないという「不幸箱」シリーズの名に恥じない内容に。

なぜかひたすら入っていたアンパンマンたち。

当たりかと思われたビデオカード「GeForce 8600GTS」も、動作させると画面が正常に表示されないという不幸っぷり。

当たりの箱はこんな感じ。パッケージ入りのビデオカード「GeForce 9600GT 512MB」が入っていました。

「ショップ評価を急落させられる」という事態にまで発展してしまうのは店にとって死活問題であると思われるため、このような結果になったことは仕方が無いと思われますが、毎年恒例であっただけに、少し寂しい気がしますね……。

2010/12/30 21:37追記
タレコミによると、店舗販売は例年通り行われる、とのことです。

告知！！ | クレバリー秋葉原1号店ブログ 【クレナビ】

GIGAZINEさんで記事にされたようですが…店舗では普通にやりますよ？

ということで

2011年元旦
不幸袋～FKB2011～限定販売実施！！
限定100個のみ(お一人様一個限り)
税込\2,011
クレバリー1号店 限定販売

中身は…ご購入してからということで例年通り晒しません。
ちなみに、通販を中止した理由ですが、記事の件もたしかにあります。これはショップを営んでいく上で死活問題ですから正直に申しておきます。同じようなことが起きたら…次回は店舗販売も無くなるかもしれません。(ネタとかフリではなく、マジです…泪)
ですが、それよりもアン◯◯マン的なキラーソフトが無かったり、ジャンクパーツも無かったりと、ある種…不作の年とも言えまして…通販分まで用意できないというのが個人的見解。
不幸袋とか不幸箱をやるんでも、仕入が発生しますし…。
段ボールとか袋って無料で用意はできませんし…。
作るのに人件費かかりますし…。

さて、不幸袋に関して改めてまじめな諸注意を。
・福袋では決してありません。福袋をお求めの方は家電量販店さんにてお求めください。
・もしくは、ヴィレッジバンガードさんの不幸袋をお買い求めください。(弊社とは何の関係もございません)
・ご購入前の中身の確認はできません。
・『 11円 』は前もって準備してきてください。お売りできない場合があります。(つり銭的な意味で)
・可能なかぎり現金でのご購入をお願いします。(レジをスムーズに通させてください)
・通販ではお売りできません。
・返品・返金はできません。
・現地での開封はお控えください。持って帰るまでが不幸袋/不幸箱です。
・現地での処分もお控えください。近隣住民やショップ様のご迷惑になります。
・FKBとありますが、FILCO製品とは何の関係もありません。
・2011とありますが、販売数は100個のみです。
・製作現場曰く、「不幸袋らしくない」という内容です。
・中身の商品に保証は当然ありません。
・ちなみに、動かないパーツをいくつか個人的に提供しています。(某社にて未動作確認済み)
・残念ながら◯◯14は入れておりません。
・もし、アン◯◯マンが入っていたら…それは大当たりです。

以上、今回の始末書担当になるかもしれない担当が告知させていただきました。