取材

痛チャリ用のカッティングシートを自分で作ってみた


痛車にしても痛チャリにしても「これはすごい!」と撮影するものの、自分で作ることはきっとないだろうと思っていたのですが、「マチ★アソビ Vol.3」ではボードウォークにて痛チャリ制作のコーナーが設けられており、300円でカッティングシートを作って持って帰れるというイベントが行われていました。道具も貸してくれるとのことだったので、これは一度どんな感じなのか作ってみなければ……ということで、制作に挑戦してみました。

詳細は以下から。
シート制作を行っているブースの遠景。


今回作るのは「マチ★アソビ」という文字。そういえば、バンダイナムコゲームスの富澤Pもこのシートを作成して自分の自転車に貼り付けていたそうです。


作業工程はこんな感じ。


一番最初はシートの色を選び、そこに切り抜きたい文字を貼り付けます。
YouTube - 痛チャリ用のカッティングシートを自分で作ってみた その1


そして文字の輪郭を切り抜いていきます。ポイントは必ず内側にある部分からやること。この3の部分は星の内側で切り抜かれる部分なので、今回はここからスタートです。


文字の外側の輪郭を切り取り、不要な部分をはがしていきます。


じわじわ進行中……。


こんな感じで完全に剥がし終えました。こちらの部分も再利用可能ということで、クリアファイルに貼ってもらいました。


べりべりと白い紙を剥がすと、下から黄色いシートが姿を見せました。


ちょっと白い紙が汚く残ってしまいましたが、全く問題ありません。


このブレーキクリーナーを使えば残った不要な紙や、シート表面のべた付きを取ることができます。840ml缶はかなりデカいと思ったのですが、結構使うものなのでこれぐらいあっても困らないそうです。


ティッシュにブレーキクリーナーをつけて紙に染みこませ、爪ではぎ取っていきます。今回はコストを考えてティッシュにしたそうですが、ティッシュだと繊維くずが出るため、できればキッチンペーパーが好ましいとのこと。
YouTube - 痛チャリ用のカッティングシートを自分で作ってみた その4


きれいにゴミ取り完了。マチ★アソビクリアファイルの完成です。


自転車に貼るべき文字の方も、上の白い紙を剥がしていきます。


はぎ取り終えたら、マスキングテープを貼り付けます。


慣れてくるとマスキングテープはほぼ重ねることなく貼るそうですが、失敗してしまうぐらいならちょっと余裕を持って重ねて貼っておいた方がよいそうです。


丁寧に貼っていきます。


できました。


あとはこのマスキングテープを台紙から剥がすと文字がくっついてくるので自転車に張り付け、文字をしっかりと自転車にくっつけたらマスキングテープだけを取り去れば完了です。


ちなみに、使用したスプレーのりは先ほどのムービーでも解説がありましたが、貼っても剥がせるタイプ。


3M製のものが使いやすいとのことでした。


ということで、自転車への貼り付け作業に入ります。このように台紙とマスキングテープは簡単に分離します。このとき、小さなパーツが台紙に残ってしまうことがあるようなので気をつけましょう。


貼り付ける場所はシールを台紙から剥がす前に選定しておきましょう。


ぺたっと貼り付けます。


そして、マスキングテープだけを剥がします。


完成。


今回は文字のカットだけでしたが、これを応用すればイラストでも何でも切り抜き可能、というわけ。だいたい今回のもので作業開始からマスキングテープの貼り付け完了まで45分ぐらいでした。


こちらはパラソルにいた達人たちのカッティングの様子。今回、カッティングを指導してくれた人はまだカット歴2ヶ月ぐらいだったそうで、こちらの人たちは比較にならないほど上手だとのこと。


声をかけるのもはばかられるほど集中して作業中でした。ちなみに、このシートの完成品はライブのあとつきねこに手渡されたそうです。


もう一人の職人さん。


細かくカット中。
YouTube - 痛チャリ用のカッティングシートを自分で作ってみた その2


YouTube - 痛チャリ用のカッティングシートを自分で作ってみた その3


見ている間に作業が進んでいきます。


今回は中央のキャラクターのみを使用するようなので、ほかのキャラ部分は取り去ります。


外側を全て切り取ったあとは、輪郭部分のシールを剥がしていきます。


必要な部分まで剥がれてしまいそう……。


ほぼ完成状態。


最終仕上げ中でしょうか。こちらが文字の制作に苦戦している45分間にこんなにも進むとは…。


ちなみに、元になったイラストはこちら。


やる前はハードルが高そうだと思っていたのですが、やってみると時間さえかければ結構しっかり作れることがわかりました。道具もホームセンターなどで揃うものばかりなので、作ってみようかなと思っている人はとにかく一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

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in 取材,   乗り物,   動画, Posted by logc_nt

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