川の中でくるくると回転する謎の円形の氷

誰もいないのに大勢の子どもが遊んだあとのようにドーナツ型の雪が転がる不思議な自然現象「Snow Roller」というのを以前紹介しましたが、今回もまた不思議な自然現象です。

これは、積雪するぐらいの寒さになると川の端っこになぜか円形の氷ができていて、しかも岸から離れているためにくるくると回転しているというもの。特に名前はついていないようですが、稀に見られる現象のようです。

詳細は以下から。
まずは動画で見るとわかりやすい。
VIDEO: Moscow Ice Disk a rarity of nature | The Burlington Free Press | Burlington, Vermont
http://www.burlingtonfreepress.com/article/20100207/MULTIMEDIA/100207016/-1/multimedia/VIDEO-Moscow-Ice-Disk-a-rarity-of-nature

このようにじわじわと回っています。まるでメリーゴーラウンドの回転する床のようで、機械仕掛けになっているのではないかと疑ってしまいますが、自然現象です。これはモスクワ近郊で撮影されたもの。

きれいな円形。

こちらはカナダ・ニューファンドランド島で見つかったもの。

川がカーブしている箇所の外側にできているのがわかります。

また、積雪していなければ氷だけなので透き通った姿が見られるようです。

この現象は、川の流れがゆっくりな時に川面の渦に氷が張って、やがてきれいな円形に形作られていったものではないかと考えられているそうです。スウェーデンでは直径200mクラスのものも観測されたことがあるらしいのですが、ある程度の条件が揃わないとできないものなので、近所で見ることは難しそうです。

Spinning ice disc phenomenon seen in British river for first time - Telegraph

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