下り最大40Mbpsを実現した「UQ WiMAX」のサービスエリア拡大が加速、屋内でも利用できるように整備へ
下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsを実現した次世代高速通信サービス「UQ WiMAX」を提供するUQコミュニケーションズが、利用可能エリアの拡大を2年半前倒しして一気に整備する意向であることを10月に明かしましたが、11月現在、予定の1.5倍のペースでエリアの整備が行われていることが明らかになりました。
また、建物の中などで行う通信が弱い印象のあったUQ WiMAXですが、屋内でも利用できるように整備が行われるとのこと。
詳細は以下から。
UQコミュニケーションズ株式会社 | WiMAXサービスエリア整備の前倒しについて
このリリースによると、UQコミュニケーションズが取得したWiMAXの屋外基地局免許が11月20日の時点で5100局に達したそうです。これは2009年度末までに開局する予定であった4000局を大きく上回るもので、2009年度末には当初の予定の1.5倍にあたる6000局が開通するとのこと。
また、超小型基地局や屋内レピータを活用することで、UQ WiMAXの弱点である屋内エリアの整備も進めるとしています。
ちなみに現在、「UQ WiMAX」サービスが展開されているエリアは首都圏や京阪神、名古屋、広島、福岡と、一部で基地局が開局している札幌市、仙台市、金沢市、静岡市、岡山市、高松市、松山市、北九州市、熊本市をはじめとした35都道府県262市町村となっており、今後、各市町村の利用可能エリアが充実した段階で利用可能になる旨を発表するそうです。
社団法人 電気通信事業者協会(TCA)が発表した契約者数では、正式サービス開始から3ヶ月が経過した9月末時点でのUQ WiMAXの利用者が2万1700人にとどまるなど、必ずしも順調な滑り出しとは言えない結果となっています。
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