防弾ガラスで守られたローマ教皇の専用車「ポープモービル」
先代のローマ教皇(ローマ法王)ヨハネ・パウロ2世が1981年5月13日に暗殺未遂事件に遭遇して以来、教皇が移動する際や公式行事に使われるようになったのが「Popemobile(ポープモービル/パパモビル)」と呼ばれる教皇の専用車。メルセデス・ベンツGクラスやフォルクスワーゲン トゥアレグを改造した車が使われています。
Pope Benedict XVI to get New Wheels? | Car News | Auto123
https://www.auto123.com/en/news/pope-benedict-xvi-to-get-new-wheels/28831/?page=1
こんな感じで、後部座席の部分に大きな防弾ガラスで囲まれた教皇席が設けられている。
遠くからでも教皇の姿がよく見える。
教皇以外の人が乗ることもあるようです。この写真では教皇の左右に人が座っています。
窓はちゃんと開けることもできます。この瞬間を狙われたら危ないような…。
輸送中のポープモービル。
別のタイプもある。
こちらは一応透明の屋根が取り付けられている。
お天気なのでオープンカーで現れたベネディクト16世。
こちらは先代ヨハネ・パウロ2世。
ベネディクト16世はこのポープモービルについて、もっと人々に近づくためにオープンなものにしたいと考えているそうです。
ちなみに「ローマ教皇」と「ローマ法王」という2つの表記はどちらが正しいのか調べたところ、1981年のヨハネ・パウロ2世の来日を機会にカトリック中央協議会が「教皇」に統一すると決定し、マスコミにもそのように表記するようお願いをしているそうですが、今に至るまで実現していないという状態のようです。これは公館の名称が「ローマ法王庁大使館」になっているため。法王庁では「教皇庁」に名称変更しようとしたものの、クーデターなどの特別な場合を除き変更は認められないということでそのままになっているようです。
「ローマ法王」と「ローマ教皇」、どちらが正しい?
教皇 - 日本語での呼称 - Wikipedia
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