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X(旧Twitter)の「使われていないユーザー名をオークション形式で販売する計画」が具体化し始めている


X(旧Twitter)がアクティブではないユーザー名をオークション形式で販売することを計画中であることが報じられてきましたが、新たに、休眠中のアカウントの販売プロセスに関する詳細が報じられました。

X may soon start selling inactive usernames to Verified Organizations starting at $10K, code reveals | TechCrunch
https://techcrunch.com/2025/04/03/x-may-soon-start-selling-inactive-usernames-to-verified-organizations-starting-at-10k-code-reveals/


2022年11月に当時のTwitterを買収した実業家のイーロン・マスク氏は従業員の解雇によるコストカットや有料サブスクリプションサービスであるTwitter Blueの刷新など、さまざまな収益改善策を打ち出していますが、多くの企業が広告出稿を停止していることもあり、Xは厳しい収益悪化に直面しています。

そこで、Xでは2023年1月に休眠中のアカウントの解放と収益改善を目的に「@」から始まるユーザー名をオークション形式で販売することが報じられたほか、2023年11月には1件あたり5万ドル(約750万円)で販売しようとしていることが明らかになっています。

Xがアクティブではないユーザー名を1件750万円で販売へ - GIGAZINE


新たに、エンジニアのニマ・オウジ氏は「アカウントの販売方法についての詳細を発見した」と述べています。オウジ氏によると、アカウントの販売に関するオークションに参加できるのはプレミアムサブスクリプションサービスの「認証済み組織」に登録した企業や政府機関だけで、開始価格は1万ドル(約146万円)からで、50万ドル(約7300万円)を超えることもあるとのこと。


また、オウジ氏はオークションに関するFAQページも発見しており、アカウントの購入に関心のあるユーザーは、Xのサポートボットに対して購入したいユーザー名について問い合わせを行う必要があることが報告されています。その後、3営業日以内に該当のユーザー名の売却に向けたオークションが開催され、落札者は購入から1日~2日以内でアカウントを利用可能になります。

さらに、一度に複数のユーザー名を購入するユーザーには割り引きが適用される場合もあるそうです。


なお、Xのヘルプセンターには「運営の痕跡がないアカウントに関するポリシー」、つまりアクティブではないアカウントに関するポリシーとして、「現時点では運営の痕跡がないユーザー名を使用することはできません」と記されています。


また、Xは2023年5月に英語版のポリシーを変更しており、30日間ログインしていないアカウントを「休眠アカウント」として削除する方針に改めています。

Twitterが休眠アカウントを削除すると発表、30日間ログインしていないと休眠アカウント認定 - GIGAZINE


ただし、日本語版のポリシーは記事作成時点でも更新されておらず、アカウントをアクティブな状態に保つために「少なくとも6か月ごとにログインするようにしてください」と記されています。

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in ネットサービス, Posted by log1r_ut

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